TikTok運用代行のレポートの見方確認する数字の順番と改善提案の見分け方
代行会社から届いた月次レポートでは、再生数が伸びている。それなのに社長から「応募にはつながったのか」と聞かれ、答えに詰まった。総務などと兼務でSNSを担当していて、こうした場面に困っていませんか。
この記事では、専門知識がなくても判断できるレポートの見方を示します。目的の数字→途中の指標→改善提案の順に確かめれば、続けるか、頼み方を変えるかの材料がそろいます。
確認シート、誰が何を数えるかの分担表、改善提案の見分け方、原因を代行会社側と自社側に分ける表を載せました。代行会社への聞き方と、社長への報告の要点もまとめています。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



競合記事8本と一次資料18件(TikTok公式ヘルプ、官公庁、Google)の内容を、取得ツールの要約を通して確認しました。資料の整理と、原稿・図解8枚の案の作成にはAIを使っています。確認シートや分担表は、その内容と当メディアの立場をもとに作りました。
目次
- TikTok運用代行のレポートの見方は?目的の数字→途中の指標→改善提案の順に確かめる
- 月次レポートを確かめる手順4つの作業と時期ごとに見る数字
- 応募数は自社で数える誰が何を数えるかの分担表と1件あたり費用の出し方
- 改善提案は前月の結果で見分ける提案チェック表と代行会社への聞き方
- 数字が悪い月は原因を2つに分ける代行会社側と自社側の切り分け表
- 読み違いと行き違いを防ぐ注意点広告の数字・元データ・採用情報・提案を受けた確認
- 確認しても改善の道筋が見えないときは続ける・変える・見直すの判断
- TikTok運用代行レポートに関するよくある質問
- まとめレポートは目的の数字から確かめ、翌月に変えることを聞く
TikTok運用代行のレポートの見方は?目的の数字→途中の指標→改善提案の順に確かめる

TikTok運用代行のレポートは、目的の数字→途中の指標→改善提案の順に確かめれば、分析の専門知識がなくても判断できます。再生数から読み始めると、伸びていても「応募につながったのか」に答えられないからです。
| 読む順番 | 見るもの | 分かること | この記事で使うもの |
|---|---|---|---|
| 1 | 目的の数字 (応募・面接など) |
成果に届いたか | 分担表と1件あたり費用 |
| 2 | 途中の指標 (プロフィール訪問など) |
どこで止まったか | 確認シートと指標の表 |
| 3 | 改善提案 | 翌月に何が変わるか | 改善提案チェック表 |
読んだあとは、原因を代行会社側と自社側に分け、社長に報告します。この記事は採用の例で書いていますが、集客が目的なら「応募」を問い合わせや予約に置き換えて同じように使えます。
用語を1つだけ先に押さえます。KPIは、目的に届くまでの途中の目標の数字です。
当メディアの考えでは、兼務の担当者は分析の技術を身につけるより、「この数字で翌月に何を変えるのか」を代行会社に聞く役に徹するほうが続けられます。分析は外に出せる作業ですが、続ける・変えるの判断は社内に残るからです。
レポートに最低限ほしい5つの項目
まず、手元のレポートに次の5つがあるかを見ます。欠けている項目は、代行会社に追加を相談します。
- 対象の期間
- 数字の推移(前月との比較)
- 投稿別の数字
- KPIとの対比
- 翌月の提案
月次レポートを確かめる手順4つの作業と時期ごとに見る数字
レポートが届いたら、次の4つの作業を順に進めます。下の確認シートの6項目は、1つ目の作業で使う中身です。
- 確認シートの6項目をレポートと照らし合わせる
- 分担表に沿って、自社の応募数を確かめる
- 答えが見つからない項目を代行会社に聞く
- 数字・理由・翌月の行動の3点で社長に報告する
月次レポート確認シート

上から順に確かめます。答えがレポートに無い項目だけを代行会社に聞けば、質問は少なく済みます。
| 項目 | 確かめること | 読む順番との対応 | 答えが無いときに聞くこと |
|---|---|---|---|
| 1 | 対象の期間・アカウント・広告の有無 | 読む前の前提 | 広告費で出た数字か、投稿の数字か、合算か |
| 2 | 目的の数字(自社で数えた応募など) | 目的の数字 | 自社の件数を反映できるか |
| 3 | 途中の指標(プロフィール訪問、採用ページへの流入) | 途中の指標 | 取得元と計算式 |
| 4 | 投稿別の違い | 途中の指標 | 伸びた動画との差は何か |
| 5 | 前月の提案の結果 | 改善提案 | 実施したか、結果はどうか |
| 6 | 翌月に変えること | 改善提案 | 誰がいつ何を変えるか |
時期ごとに見る数字を変える

当メディアは、成果の判断を半年後の1回にせず、時期ごとに見るものを変えるべきだと考えています。始めたばかりの月に応募数だけで判断すると、まだ途中の段階なのに失敗と見てしまうからです。
| 時期の目安 | 主に見るもの | 代行会社に聞くこと |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 投稿本数 | 予定どおり出せたか |
| 3ヶ月目 | プロフィール訪問などの途中の指標 | どの動画から増えたか |
| 6ヶ月目 | 問い合わせ・応募 | 数字を企画にどう生かすか |
この区切りは当メディアの目安で、統計ではありません。契約の開始時期や本数に合わせて調整してください。
指標の意味は一言で押さえる
細かい計算を覚える必要はありません。何を表す数字かが分かれば、確認シートは使えます。
| 指標 | 意味 | 定義の出どころ | 確かめること |
|---|---|---|---|
| 動画視聴完了率 | 動画全体を視聴した視聴者の割合 | TikTok Oneヘルプ | どの動画で高いか |
| 平均再生時間 | 視聴した平均の時間 | TikTok Oneヘルプ | 動画の長さとの差 |
| エンゲージメント率 | いいね・コメント・シェアなどで反応した人の割合 | TikTok Oneヘルプ | 計算式の中身 |
| 視聴維持率 | 動画をどこまで見られたかを示す指標 | 一般的な説明 | 計算式を聞く |
| プロフィール訪問 | プロフィールが見られた数 | 一般的な説明 | どの動画から増えたか |
| プロフィール遷移率 | 動画からプロフィールへ進んだ割合 | 一般的な説明 | 計算式を聞く |
動画視聴完了率・平均再生時間・エンゲージメント率は、TikTok公式ヘルプ「TikTok Oneプロジェクトのレポートについて」(2026年11月時点)の定義です。TikTok Oneは、このヘルプでレポートの内容が説明されているTikTokのサービスです。式は次のとおりです。
動画視聴完了率 = 全体の視聴数 ÷ 合計視聴数
エンゲージメント率 = いいね、コメント、シェアなどの数 ÷ 合計動画視聴数
平均再生時間 = 総再生時間 ÷ 再生回数
これはTikTok Oneのレポートの定義です。代行会社のレポートが同じ式で計算しているとは限りません。
視聴維持率・プロフィール訪問・プロフィール遷移率は、公式の定義を確認できなかった一般的な説明です。ウェブビジネススイート(分析の項目や期間を確認できる、TikTokのビジネス向け機能)のヘルプには「新規プロフィール訪問」という項目名がありますが、定義までは確認できていません。遷移率なら次のような式が考えられますが、一例にすぎません。
プロフィール遷移率の一例 = プロフィール訪問 ÷ 動画視聴
同じ名前でも資料ごとに計算式が違う可能性があるので、取得元と計算式を一度聞いておくと、月ごとの比較がしやすくなります。
視聴完了率などの業界平均や合格ラインは、出典を確認できないため載せません。比べる相手は、前月、当初の目標、自社の過去の数字です。
確認シートの答えが数ヶ月たっても出てこない場合は、レポートの形を代行会社と話し合うか、報告まで含めて任せ方を見直す段階です。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



応募数は自社で数える誰が何を数えるかの分担表と1件あたり費用の出し方
社長の「応募につながったのか」に答えるには、代行会社の資料を待たず、応募数を自社で数えます。応募や面接は社内で起きることだからです。
TikTok公式ヘルプ「TikTok ウェブビジネススイートについて」(2026年5月更新)の分析項目は、リーチ、エンゲージメント、コンバージョン、フォロワーなどです。リーチは見た人の数にあたる指標、コンバージョンは目的の行動に至った回数を指す言葉です。確認した項目名に「応募」はないため、コンバージョンの欄に自社の応募が入っているかは代行会社に確かめます。
当メディアが厚生労働省、e-Stat、中小企業庁、総務省を調べた範囲では、SNS経由の応募を集計した公的統計も見つかりませんでした。読める資料が限られていたため断定はしませんが、外部の数字に頼れない以上、自社の数字が判断の土台になります。
誰がどの数字を数えるかの分担表
全部を担当者1人で集める必要はありません。分担は次のとおりです。
| 数える人 | 数字 | 確認する場所 |
|---|---|---|
| 代行会社 | 公開本数、プロフィール訪問 | レポート |
| 自社 | 代行費、広告費(代行費と分ける) | 請求書 |
| 自社 | 採用ページへの流入 | アクセス解析 |
| 自社 | 応募、応募の経路 | 受付の記録、応募時・面接での質問 |
| 自社 | 面接、内定、入社 | 面接・採用の記録 |
当メディアは、採用目的の運用代行では、採用人数そのものを約束させるより、自社が数えた面接・入社までの数字を毎月共有し、次の企画に生かせる会社を選ぶほうがよいと考えています。応募は多いのに面接に進まないなら、動画で伝える内容を変える材料になるからです。
成果を何の件数で見ているかを確かめる
レポートや事例に「成果」とあったら、何の件数かを読みます。読み方の例として、当メディアの運営会社である株式会社Zero-Oneの公式サイト掲載の実績を見てみます。
WBPグループ株式会社の実績は、「TikTok経由での採用応募DM件数 0件/月 → 40件/月」と書かれています。この表記で成果として示されているのは、再生数ではなく、採用応募のDMの件数です。面接や入社の件数は、この表記からは読み取れません。
これは1社の事例の読み方で、他社でも同じ数字になるという意味ではありません。自社のレポートでも、次の3点を確かめます。
- 何の件数か(応募、面接、入社など)
- どの経路の件数か(TikTok経由かどうか)
- どこで数えたか(DM、応募フォームなど)
1件あたり費用の計算
代行費が成果につながっているかは、割り算で説明できます。集客が目的なら、応募数を問い合わせ数や予約数に置き換えてください。
1件あたり費用 = 当月の代行費 ÷ 当月の応募数
応募0件の月は計算できません。また、公開した月と応募の月はずれることがあるため、単月で断定せず3ヶ月の合計でも見ます。
3ヶ月の1件あたり費用 = 3ヶ月の代行費の合計 ÷ 3ヶ月の応募数の合計
広告費を別に払っているなら、含まない数字と含む数字を分けて出します。
広告費を含む1件あたり費用 = (当月の代行費 + 当月の広告費) ÷ 当月の応募数
応募の数だけで比べると、面接に進まない応募も同じ1件に数えてしまいます。そこで、面接まで進んだ人の単価も並べます。
面接1件あたり費用 = 3ヶ月の代行費の合計 ÷ 3ヶ月の面接数の合計
応募の経路を数える2つの方法
「TikTokを見て応募した人」を分けられないと、代行の効果が他の求人経路に紛れます。方法は次の2つです。
- 応募時や面接で聞く:何を見て応募したかを聞き、記録する
- リンクに目印を付ける:採用ページのURLにUTMパラメータを付ける
聞くのは自社の求人を知ったきっかけに限り、普段のSNSの使い方までは聞かないのが当メディアの立場です。思想信条に近づく質問を避けられるからです。
UTMパラメータは、どこから来たかを判別するためにURLへ付ける目印です。Googleアナリティクスヘルプ(2026年11月時点)によると、utm_source、utm_medium、utm_campaignの3つが必須で、値の大文字と小文字は区別されます。形は次のようになります(URLと値は例です)。
https://example.com/recruit?utm_source=tiktok&utm_medium=social&utm_campaign=recruit
サイトへの流入は、Googleの計測ツールであるGoogleアナリティクス(GA4)の[集客]>[トラフィック獲得]で確認できます。
TikTok側でリンクをどう使えるかは、アカウントによって違う場合があります。たとえばTikTok公式ヘルプ「誘導先リンクの使い方」(2026年11月時点)の誘導先リンクは、前提条件を満たす特定の利用者向けとされています。自社のアカウントで使える計測方法を、代行会社に聞いてください。
改善提案は前月の結果で見分ける提案チェック表と代行会社への聞き方
改善提案は、案の数や目新しさではなく、前月の提案の結果から書かれているかで見るのが当メディアの立場です。前月の検証がないと、毎月新しい案が並ぶだけで、何が効いたのかを次の企画に生かせないからです。
改善提案チェック表

| 確かめる点 | 判断しやすい提案 | 判断しにくい提案 |
|---|---|---|
| 今月の数字とのつながり | 動いた数字を受けた案 | 数字と関係のない案 |
| 前月の結果 | 結果を受けて書かれている | 毎月新しい案だけ |
| 数字が動いた理由 | 変えた点にも触れている | 外部要因だけ |
| 担当と時期 | 誰がいつ何を変えるか書く | 「強化します」で終わる |
| 結果の見方 | 見る指標が決まっている | 見る数字が無い |
季節や話題など、外部の要因が数字に影響すること自体はあります。問題は、そこで説明が終わることです。自社と代行会社が変えられる点にも触れているかを見てください。
前月の提案で確かめる4つの点
新しい案を読む前に、前月の提案がどうなったかを確かめます。見る点は次の4つです。
- 実施の有無:決めたことを実施したか
- しなかった理由:代行会社側か自社側か
- 結果:見ると決めた数字がどう動いたか
- 翌月の扱い:続ける・変える・やめるのどれか
しなかった理由が自社側なら、撮影や確認の手間が増えていないかも見直します。この4点に毎月答えられれば、更新を考えるときの材料にもなります。
代行会社に聞く4つのこと
専門的な質問をする必要はありません。聞く中身は次の4つです。
- 理由:数字が動いた理由を、変えた点と外部要因に分けて聞く
- 前月の結果:前月の提案の結果がどうだったかを聞く
- 翌月の変更:この数字を受けて翌月に何を変えるかを聞く
- 数字の元:取得元と計算式を聞く
相手を責める形を避けるには、「社長に説明するので」と目的を添えるのが一つの方法です。指摘ではなく、報告に必要な情報を頼む形になります。
4つを聞いても翌月の変更点が出てこない月が続くなら、提案の力か任せ方のどちらかを見直す必要があります。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



数字が悪い月は原因を2つに分ける代行会社側と自社側の切り分け表

乗り換えを決める前に、伸びない原因を代行会社側と自社側に分けて確かめるのが当メディアの立場です。社内のネタ出しや確認が止まっていれば、どこに替えても結果は変わらないからです。
| 起きていること | 代行会社側の原因 | 自社側の原因 |
|---|---|---|
| 投稿が止まった・減った | 制作や投稿の遅れ | 確認の遅れ、撮影の日程 |
| 企画がずれている | 検証の不足 | ネタや素材を出していない |
| プロフィールから先に進まない | 導線の提案がない | 求人ページの内容や更新 |
| 応募後に進まない | 応募数を企画へ反映していない | 返信の速さ、面接の日程 |
この表は当メディアの見解で、統計ではありません。自社の協力不足かもしれないと不安なときは、右の列から確かめると話が早くなります。確認や立ち会いにかかる時間は、頼んだ後の社内工数と減らし方の記事で詳しく扱っています。
自社側の原因が見つかっても、落ち込む必要はありません。確認の期限や本数を代行会社と調整すれば、任せ方の見直しで解決できることがあります。
社長への報告は数字・理由・翌月の行動の3点
指標の説明を並べるより、次の3点に絞ると短く伝わります。
- 数字:応募・面接の件数と、途中の指標を分けて伝える
- 理由:代行会社の説明を、変えた点と外部要因に分ける
- 翌月の行動:代行会社が変えることと、社内でやることを伝える
応募が0件の月は、「訪問はあるが採用ページに進まない」のように、どこで止まったかを伝えます。始めて間もない時期なら、いま見ている数字が時期ごとの目安のどこに当たるかも添えます。
読み違いと行き違いを防ぐ注意点広告の数字・元データ・採用情報・提案を受けた確認
数字の読み違いは、広告の分離と元データの確認で防ぎ、提案を受けて動く前には権利と表示を確かめます。レポートの中身が正しく読めても、前提がずれていると判断もずれるからです。
広告の数字は投稿の数字と分けて読む

契約に広告が含まれる場合は、数字の対象を確かめます。TikTok公式ヘルプ「TikTok広告マネージャー内の基本データ指標と定義について」(2026年11月時点)は、広告について次のように定義しています。
| 指標 | 公式の定義(広告) |
|---|---|
| インプレッション数 | 「広告が表示された回数。」 |
| リーチ数 | 「広告を1回以上視聴したユニークユーザーの数。」 |
| コンバージョン数 | 「広告が選択した最適化イベントにつながった回数。」 |
ユニークユーザーは、重複を除いた人数のことです。また、同じくTikTok公式ヘルプ「動画再生のデータ指標」では、広告の動画視聴数は再生が始まった回数(リプレイは除く)とされています。一方、ウェブビジネススイートのリーチが広告と同じ定義かは確認できませんでした。
そこで、再生数やリーチが出てきたら「広告費で出た数字か、投稿の数字か、合算か」を聞きます。広告費そのものの考え方は、TikTok広告の費用相場の考え方にまとめています。
元データの確認方法を聞いておく
代行会社の資料だけで判断し続けないよう、元の数字を見る方法を一度聞いておきます。出てくる言葉は次の2つです。
- ビジネスアカウント:分析指標と視聴者の情報を備える種類のアカウント
- ビジネスセンター:広告と広告以外のプロフィールを連携して管理できる機能
ウェブビジネススイートのヘルプ(2026年5月更新)で確認できた内容は次のとおりです。
- 分析の期間:過去7日間、28日間、60日間、任意の期間
- ダウンロードの記載あり:概要、オーディエンス(視聴者の情報)
- ダウンロードの記載なし:動画の一覧
データをいつまでさかのぼれるかは確認できなかったため、月ごとの数字は自社でも残してください。
権限については、TikTok公式ヘルプ「ビジネスセンターでのTikTokアカウントの管理について」と「ビジネスセンターでTikTokアカウントへのアクセス権を付与する方法」(いずれも2026年11月時点)に説明があります。権限には「広告を配信」と「アカウント管理」があり、編集や取り消しができます。アクセス権を付与できるのは管理者のみです。
アカウント管理の権限ではコメント返信やDMも扱えるため、数字を見るためだけに渡す権限としては広いかもしれません。閲覧だけの権限を付けられるかは確認できなかったので、権限の名前は気にせず、「元データの確認方法を教えてください」と聞く形をおすすめします。
代行会社に渡す採用情報は件数まで
当メディアは、代行会社と共有する採用の数字は件数にとどめ、応募者の氏名や履歴書は渡さないほうがよいと考えています。KPIの確認に個人の特定は要らないからです。応募・面接・内定・入社の件数と、経路ごとの内訳があれば、次の企画には十分生かせます。
改善提案を受けて動く前の確認
レポートの提案によっては、社内で確かめることが増えます。提案の種類ごとに、見る点は次のとおりです。
- 伸びた動画を外部で使う提案なら、音源を確かめます。 TikTokの商用音楽ライブラリのヘルプと規約(2026年11月時点)では、一般的な音楽ライブラリは商用目的で使えず、TikTok外の商用利用には権利者の許諾が要るとされています。文化庁(2026年11月時点の案内)も、SNS投稿は「一般への公開」で、他人の作品のアップには原則として権利者の許諾が必要としています。
- 求人を直接案内する提案なら、表示を確かめます。 厚生労働省「労働者の募集広告の表示について」(2026年11月時点の案内)は、SNSを含む広告等での虚偽や誤解を生じさせる表示を禁じています。名称、住所、連絡先、業務内容、就業場所、賃金の6項目を載せるものとし、リンク先の会社ページに書いてあるだけでは足りないとされています。個別の投稿が該当するかは、社内と代行会社で確認します。
- 社員の個人アカウントや外部の人の投稿を使う提案なら、広告の表示を確かめます。 消費者庁の案内(2026年11月時点)によると、ステルスマーケティングは令和5年10月1日から景品表示法違反となり、SNS投稿も対象で、規制を受けるのは広告主です。同庁のQ&Aは、販売促進に関わる担当者の投稿などが事業者の表示に当たりうると説明しています。
- 社員の出演を増やす提案なら、本人の了解を取ります。 退職後の動画の扱いも、社内で決めておくのが当メディアの考えです。
こうした確認まで毎月兼務でこなすのが難しいときは、確認の分担を代行会社と決め直すか、提案から投稿まで任せられる体制かを見直すと負担を減らせます。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



確認しても改善の道筋が見えないときは続ける・変える・見直すの判断

すぐ乗り換えを言い出さず、質問への回答と自社側の状況を見てから、次の動きを決めます。契約途中でも、まず質問するだけなら角は立ちにくいはずです。
| 確かめた結果 | 次の動き |
|---|---|
| 理由と翌月の変更が示される | 続ける。数ヶ月の流れで見る |
| 自社側の確認やネタ出しが止まっている | 社内の確認役や本数を調整する |
| 代行会社の作業範囲にずれがある | 任せる範囲や頼み方を変える |
| 説明も変更も出ず、自社側の原因も無い | 他の依頼先と比べる |
更新時期が近いなら、前月の提案の結果と自社で数えた件数を持って話し合います。更新の進め方は6ヶ月後に本数・範囲・料金を見直す手順を参考にしてください。
契約前や乗り換え時に確かめるレポートの項目
別の会社に替えても同じになる不安は、報告の中身を契約前にそろえることで減らせます。問い合わせの段階で、次を聞いてください。
- レポートの頻度、形式、サンプルの有無
- 指標の定義
- 前月の提案の振り返りがあるか
- 自社の応募数を反映できるか
- 広告の数字を分けられるか
- 解約時にデータを引き継げるか
ほかの比較の軸は、TikTok運用代行の選び方にまとめています。
企画から分析まで任せる先を探すときは
当メディアの著者は、個人の経歴として、ショート動画黎明期の2022年から運用事業を始め、ベンチャーや中小企業のショート動画活用を支援してきました。その立場から言えば、どの会社に頼んでも、続ける・変えるの判断は社内に残ります。そのうえで、聞いても翌月の変更が見えないなら、依頼先を比べる価値はあります。
当メディアの運営会社である株式会社Zero-Oneは、TikTok運用代行で企画・台本・撮影・投稿・分析を一貫して担当しています。料金は1本3万円〜(2026年11月時点)で、公式サイト掲載の実績に中小企業の支援実績 累計100社以上があります。月1回の定例の打ち合わせでは、データ分析の共有と企画の打ち合わせを行います。
コメント・DMの返信は代行していないため、応募への返信は社内に残ります。レポートの形式や項目は、上の確認項目を使ってお確かめください。比較の段階なら資料請求、状況を話して相談したいなら無料相談を利用できます。
TikTok運用代行レポートに関するよくある質問
- レポートの頻度は月1回で足りますか?
- 当メディアの考えでは、兼務の担当者が判断に使うなら、まずは月次で足ります。公開した月と応募の月はずれることがあり、週ごとの細かな動きだけでは判断しにくいためです。投稿が止まったときの連絡方法は、別に決めておくと安心です。
- 視聴完了率は何%あれば合格ですか?
- 出典を確認できる合格ラインが見つからないため、この記事では数値を示していません。計算式も資料によって違う可能性があります。前月、当初の目標、自社の過去の数字と比べ、どの動画で変化したかを代行会社に聞くと判断しやすくなります。
- レポートに応募数が載っていないのは代行会社の落ち度ですか?
- 一概には言えません。応募や面接は社内で起きるため、自社が件数を伝えないと載せられない場合があります。まず自社で数えて件数を共有し、次回から反映できるかを聞いてください。共有後も企画に生かされないなら、改めて相談する材料になります。
- 代行会社のレポートとTikTokの画面で数字が違うときは?
- 集計の期間が違う、広告の数字が合算されている、計算式が違うといった可能性があります。どれが原因かはレポートだけでは判断しにくいため、数字の取得元と計算式、広告の分が含まれるかを代行会社に確認してください。
- 数字が悪い月が続いたら、すぐ解約を考えるべきですか?
- 先に、理由と翌月の変更を質問し、原因を代行会社側と自社側に分けて確かめることをおすすめします。自社側の確認が止まっていれば、依頼先を替えても解決しないためです。解約を考えるときは、最低契約期間と解約の条件を契約書で確かめてください。
まとめ|レポートは目的の数字から確かめ、翌月に変えることを聞く
TikTok運用代行のレポートは、再生数からではなく、目的の数字→途中の指標→改善提案の順に確かめます。応募や面接は自社で数え、提案は前月の結果から書かれているかで見ます。数字が悪い月は、原因を代行会社側と自社側に分けてください。
次にやることは3つです。直近のレポートを確認シートと照らし合わせ、分担表に沿って自社の応募数を数え、答えが無い項目を代行会社に聞きます。その結果を、数字・理由・翌月の行動の3点で社長に報告してください。
確かめても改善の道筋が見えなければ、資料請求や無料相談で他の依頼先と比べる段階です。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



- TikTok ウェブビジネススイートについて
- TikTokアカウントの種類
- TikTok広告マネージャー内の基本データ指標と定義について
- 動画再生のデータ指標
- TikTok Oneプロジェクトのレポートについて
- ビジネスセンターでのTikTokアカウントの管理について
- ビジネスセンターでTikTokアカウントへのアクセス権を付与する方法
- 誘導先リンクの使い方
- 商用音楽ライブラリについて
- Commercial Music Library Terms
- Googleアナリティクスヘルプ カスタムURL(UTMパラメータ)
- 消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」
- 消費者庁「ステルスマーケティングに関するQ&A」
- 厚生労働省「職業安定法に基づく周知|労働者の募集広告の表示について」
- 文化庁「著作権について知っておきたい大切なこと」
