専門学校のTikTok運用代行学生募集につなげる動画と費用の決まり方【2026年】
「他校がTikTokで学生を集めているらしい。外に頼めないか調べてほしい」。事務局長にそう言われたものの、広報も入試事務も兼ねていて、撮影や編集を足す余裕はない。この記事は、そんな専門学校の担当者に向けて書いています。
一般企業向けの運用代行が、学校の事情に合うのかは比較記事を読んでも分かりにくいものです。学生が出演すること、入試の時期があること、相手が高校生であることなどが気になるはずです。
この記事では、TikTokを「オープンキャンパス予約の入口」としてどう作るかを解説します。あわせて次のことを順に説明します。代行に任せる作業と学校に残す判断の分け方、時期ごとに見る数字、1本あたりの単価で費用を比べる計算式、学生の出演・音源・就職率の数字の扱い方です。
- 「企画・台本・撮影・投稿・分析」を一貫して担当
- 中小企業の支援実績 累計100社以上
- 集客・採用・認知拡大の「結果」に直結する土台づくり



検索上位と周辺の検索結果から5本の記事を読み、参考にもう1本確認しました。リクルート進学総研・マイナビ進学総合研究所・消費者庁・文部科学省(2件)・個人情報保護委員会・文化庁・三重県・TikTok for Businessの一次資料9件と、専門学校の公開事例2件を確かめています。内容は判断表・計算式・チェックリストに整理し、図解8枚にまとめました。
目次
専門学校のTikTok運用代行は「オープンキャンパス予約の入口」として任せる

専門学校のTikTokは出願そのものを狙わず、「オープンキャンパスの予約と資料請求の入口」として作ります。企画・編集・投稿は代行に任せ、出演の同意と内容の確認は学校側に残します。費用は月額ではなく、1本あたりの単価と年間の撮影計画で比べます。
判断に必要な要点を先に表にまとめます。
| 項目 | 当メディアの結論 |
|---|---|
| 動画の役割 | 出願ではなく、予約・資料請求の入口 |
| 動画の行き先 | 予約フォーム・資料請求・学科ページ |
| 代行に任せる | 企画・台本・撮影・編集・投稿・分析 |
| 学校に残す | ネタの素材出し・出演・確認 |
| 成果の測り方 | フォームで「何を見て知ったか」を聞く |
| 費用の比べ方 | 1本単価 × 年間本数で総額を出す |
| アカウント | 公式1つで、学科ごとにシリーズ化 |
出願を直接狙わないのは、進路選びが「いくつかの学校を比べて、最後に実物を確かめる」流れで進むからです。リクルート進学総研の「進学センサス2025」(2025年10月10日掲載)は大学進学者2万7362人を対象にした調査です。資料請求した学校の数は平均6.29校、オープンキャンパスの参加経験率は90.3%でした。オープンキャンパスの役割は「比較検討」から「最終確認」へ移っているとしています。専門学校の進学者の数字ではありませんが、学校を実際に見てから決める流れは参考になります。
当メディアは、工務店のように検討期間が長く金額も大きい分野では、SNSを契約の場にせず、見学会の予約や資料請求への入口として作るほうがよいと考えています。専門学校の進路選びもこれに近い性質です。動画1本だけで出願まで決める高校生は多くない、というのが当メディアの見方です。「学校を見に行こう」と思わせるところまでを動画の役目と決めると、企画も成果の測り方もはっきりします。
代行に任せられる作業と、学校に残る判断
運用代行とは、TikTokアカウントの企画から投稿・分析までを外部の会社に任せることです。基本的な仕組みはTikTok運用代行とは?で説明しています。ここでは学校ならではの分け方に絞ります。
任せられるのは「作業」、学校に残るのは「判断」
当メディアは、外注する範囲を工程の名前ではなく「判断」と「作業」で分けるべきだと考えています。作業はほぼ外に出せます。一方で、何を出すか・出してよいか・誰に向けるかという判断は、学校にしかできません。
| 工程 | 代行に任せる作業 | 学校に残る判断 |
|---|---|---|
| 企画 | 企画案・シリーズ設計 | 学科の強み・ネタの素材出し |
| 台本 | 構成・テロップ文 | 事実の誤りの確認 |
| 撮影 | 撮影・進行 | 撮影日の調整・出演者の同意 |
| 編集 | カット・テロップ・音源 | 公開してよいかの最終確認 |
| 投稿 | 投稿・プロフィール文 | 予約ページのURLの指定 |
| 分析 | 数字の集計・改善案 | 予約・資料請求の件数を出す |
学校側の作業は「素材出し・出演・確認」の3つに絞れます。ただし、確認の担当を決めないまま始めると、確認待ちで投稿が止まります。契約の前に、最終確認をする人を1人決めておきます。
学科ごとにアカウントを増やさず、公式1つでシリーズに分ける
学科が多い学校では「学科ごとにアカウントを作るべきか」と迷いがちです。当メディアは、学校の公式アカウントを1つにして、その中を「学科ごとのシリーズ」に分けるほうがよいと考えています。
シリーズとは、毎回同じ形式で続ける動画の型のことです。「〇〇学科の1分実習」「在校生に聞くQ&A」のように、見た人が「この形式の続きだ」と分かるものを指します。
アカウントを1つにする理由は次の3つです。
- 兼務の担当者だと確認待ちで止まりやすい
- フォロワーが学科ごとに分かれて伸びにくい
- 「何を見て知ったか」の集計がばらばらになる
運用方針とアカウントの持ち主を先に決める
学校が方針を先に決めて公開している例もあります。三重県が公開している「三重県立稲生高等学校TikTok運用方針」(令和7年6月1日付)では、次のことを定めています。
- 教育活動・部活動などの情報を発信する
- コメントには原則として対応しない
- 不適切なコメントは予告なく削除する
- 原則として他のアカウントをフォローしない
- 運用できなくなったら停止・削除する
専門学校でも、コメントへの対応と、運用をやめるときの扱いを先に決めておくと、代行会社に指示しやすくなります。また、アカウントの登録メールアドレスと電話番号は学校で持ち、代行会社には作業に必要な権限だけを渡します。担当者が異動しても、契約を終えても、アカウントを学校に残せるからです。
- 「企画・台本・撮影・投稿・分析」を一貫して担当
- 中小企業の支援実績 累計100社以上
- 集客・採用・認知拡大の「結果」に直結する土台づくり



学生募集につながる動画の型と専門学校の事例
公開されている専門学校の事例は2つ
専門学校のTikTok運用代行で、公式ページから確かめられた事例は次の2つです。
- 事例① 株式会社pamxy(THL専門学校):目的は「学校の認知拡大と新規入学希望者の集客」です。企画は「ブライダル学生あるある」やマナー紹介(「飛行機に持ち込んでいい?or 悪い?持ち物3選!」など)。半年強で、いいね約60万、フォロワー約10,000人増。トップ動画「結婚式お呼ばれマナー テーブルマナー編」は300万再生を超えています
- 事例② digital gorilla(C専門学校、2024年8月26日公開):2022年5月〜2023年4月の12ヶ月で、フォロワー約1万人増、最大再生回数約320万回。企画の型は「学校×トレンド」です。毎回約20本の企画案を出し、校風に合うかを学校と調整しました。学生・先生・海外留学中の学生が出演しています。撮影・編集のマニュアルと台本のフォーマットを渡し、学校が自分で撮れる体制も作りました
注意したいのは、どちらも成果が再生数とフォロワー数だという点です。オープンキャンパスの予約、入学の件数、費用は、どちらの公開ページにも載っていません。公開されていないので、事務局に説明する数字は学校が自分で取る必要があります(次の章で説明します)。
題材は「志望校の決め手」から逆算する
何を撮るかは、高校生が何で学校を選ぶかから考えます。マイナビ進学総合研究所の「専門学校志望者に関する意識・行動調査(2025年)」(2026年3月9日発表、専門学校志望者1,895名)によると、志望校の決め手は「資格取得率が高いから」が最も高い結果でした。「資格取得サポートが手厚いから」「就職率が高いから」が続きます。実習やオープンキャンパスでの印象も決め手になり得るとしています。
これと事例①②の企画を合わせると、動画の型は次のように整理できます。
| 動画の型 | 見てもらう力 | 予約への近さ | 学校の手間 |
|---|---|---|---|
| あるある・マナー (入口) |
◎広く届く | △遠い | ○素材少なめ |
| 学科紹介 | ○関心層向け | ○比較に使う | ◎1回で撮れる |
| 実習・授業 | ○中身が伝わる | ◎見学に直結 | △授業と調整 |
| 資格・就職の 取り組み |
○決め手の上位 | ◎比べる材料 | △数字の確認 |
| 在校生の1日 | ○雰囲気が伝わる | ○不安を減らす | △出演同意 |
| Q&A | △地味 | ◎迷いを解く | ◎質問を流用 |
※ 事例①②の企画と当メディアの考え方による目安です(◎良い ○ふつう △注意 ×負担が大きい)
記号を付けた理由は次のとおりです。
- あるある・マナー:事例①で300万再生超え、事例②でもフォロワー集めの段階に使われていたので◎。学校の中身は伝わりにくいので、予約には△
- 学科紹介:学科を比べたい人に向く内容です。複数の学科を1日でまとめて撮りやすいので、手間は◎
- 実習・授業:マイナビの調査で、実習の印象が決め手になり得るとされているので予約に◎。授業の時間に合わせる必要があるので手間は△
- 資格・就職の取り組み:決め手の上位の題材なので予約に◎。数字を出すなら確認が要るので手間は△(扱い方は後の章で説明します)
- 在校生の1日:事例②でも学生が出演しています。学校の雰囲気が伝わりますが、出演の同意が要るので手間は△
- Q&A:見てもらう力は弱いと当メディアは考えています。ただ、入学前の迷いに直接答えるので予約に◎。窓口で受ける質問を使えるので手間は◎
「学校の品位が下がらないか」という心配には、動画の主役を実習・授業の中身と在校生の1日にすることで答えられます。流行の音源やあるあるネタは、見てもらう入口として使う程度にとどめます。決め手の上位は資格・就職・実習です。ダンスを主役にしなくても、高校生が知りたいことは見せられます。
Q&Aの質問は、オープンキャンパスの個別相談や資料請求で実際に聞かれたものを使います。学費の払い方、通学、アルバイトとの両立など、窓口でよく受ける質問がそのまま企画の素材になります。
12ヶ月の流れは「集める→学校らしさ→申込へ」

事例②では、12ヶ月を3つの段階に分けて運用しています。
- 1〜3ヶ月目:エンタメを強めてフォロワーを集める
- 4〜9ヶ月目:学科の特色・留学生・教職員を紹介
- 10〜12ヶ月目:オープンキャンパス情報で申込へ
最初から学校の宣伝を流すのではなく、見てくれる人を集めてから学校の話をする順番です。この順番は、次の章の「時期ごとに見る数字」とも重なります。
成果はオープンキャンパスの予約と資料請求で測る
申込フォームに「何を見て知ったか」を入れてから始める
当メディアは、オープンキャンパスの申込フォームと資料請求フォームに「何を見て知ったか」の項目を入れてから運用を始めるべきだと考えています。この項目がないと、TikTok経由の申込が、進学情報サイトや学校のWebサイト経由の申込に紛れて数えられません。
選択肢には「TikTok」を独立した項目として入れます。来場当日の受付アンケートでも同じ質問をすると、フォームの答えと照らし合わせられます。
時期ごとに見る数字を変える判断表

入学の結果が出るのは1年以上先です。それまで何も判断できないと、予算を続ける理由を説明できません。当メディアは、半年後に1回だけ判断するのではなく、時期ごとに見る数字を変えるべきだと考えています。
| 時期 | 見る数字 | ここで判断すること |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 投稿本数 | 予定どおり出せているか |
| 3ヶ月目 | プロフィールの閲覧数 | 学校に関心が向いているか |
| 6ヶ月目 | 予約・資料請求の件数 | TikTok経由の申込があるか |
| 12ヶ月目 | 来場者の出願 | 来場から出願に進んだか |
プロフィールの閲覧数とは、動画を見た人が学校のアカウントページを開いた回数です。TikTokアプリの分析(アナリティクス)画面で確認できます。再生数より「学校そのものへの関心」に近いので、3ヶ月目の目安にします。
時期を分けて見るのは、アカウントが育つまでに時間がかかるからです。著者の実績には「投稿開始3ヶ月で5000フォロワー」「投稿開始6ヶ月で1.2万フォロワー」があります。3ヶ月目と6ヶ月目で、数字の大きさがかなり違います。3ヶ月目の数字だけでやめるかどうかを決めず、6ヶ月目の予約・資料請求の件数まで見てから判断する順番を勧めます。
再生数が多くても予約につながらないときは、動画の行き先とプロフィールの導線を見直します。導線とは、動画を見た人が予約フォームまでたどり着く道筋のことです。プロフィール文に予約ページのURLがあるか、動画の最後で次のオープンキャンパスを案内しているかを確かめます。何ヶ月で判断するかの詳しい考え方はTikTok運用代行の効果が出るまでの期間にまとめています。
事務局への報告は「3つの数字」で
理事長や事務局へ月ごとに報告するときは、数字を3つに絞ると伝わりやすくなります。
- 今月の投稿本数(予定との差)
- プロフィールの閲覧数(前月との差)
- フォームで「TikTok」と答えた件数
フォロワー数や再生数は参考として添える程度にします。予約の経路を取っていれば、他校の事例に頼らず、学校独自の数字で報告できます。
- 「企画・台本・撮影・投稿・分析」を一貫して担当
- 中小企業の支援実績 累計100社以上
- 集客・採用・認知拡大の「結果」に直結する土台づくり



費用は1本あたりの単価と年間の撮影計画で比べる
見積もりを1本あたりに直す計算式

運用代行の見積もりは、月額の総額だけでは比べられません。本数、撮影費、交通費、修正の扱いが会社によって違うからです。当メディアは、同じ条件で見積もりを取り、1本あたりの単価と含まれる作業をそろえて比べるべきだと考えています。
年間総額 = 1本の単価 × 年間本数
+ 撮影の追加費用 × 撮影回数
+ 修正の追加費用 + 交通費
1本あたりの実質単価 = 年間総額 ÷ 年間本数
学校側にかかる時間も金額にして足します。外注しても、職員の時間がゼロになるわけではないからです。
学校側の費用 =(撮影の立ち会い時間 × 撮影回数
+ 確認時間 × 年間本数)× 職員の時給
この2つを足した金額で比べると、「安い見積もりのほうが学校側の手間が多かった」という差が見えます。月額と本数の関係は1本あたり単価で比べる方法でも詳しく解説しています。
月の本数は、学校が確認に使える時間から逆算する
月の本数は、相場や「多いほど伸びる」という考えではなく、学校が確認に使える時間から決めます。確認が止まると、契約した本数を消化できず、費用だけがかかるからです。
たとえば1本の確認に30分かかり、担当者が確認に使えるのが月4時間なら、上限は月8本です(4時間 ÷ 0.5時間 = 8本)。入試の時期に確認の時間が減るなら、その月の時間で計算し直します。
入試・オープンキャンパスの時期より前に撮りためる
繁忙期のある学校では、季節に左右されにくい動画を落ち着いた時期に撮りためておくほうがよいと当メディアは考えています。入試やオープンキャンパスの時期は、職員も教員も撮影に立ち会えず、確認も止まりやすいからです。
年間の撮影計画は、次の順番で組みます。
- 入試とオープンキャンパスの日程を書き出す
- その前の落ち着いた時期を撮影月にする
- 学科紹介・実習・Q&Aをまとめて撮る
- 繁忙期は投稿と予約案内だけにする
撮影の回数が決まると、計算式の「撮影回数」と「交通費」も決まります。見積もりを取る前にこの計画を作っておけば、各社に同じ条件を出せます。
なお、マイナビ進学総合研究所の同じ調査では、高3生が校種(専門学校・大学など)を決めた時期は「高3生の4月~6月」が最も多く、8.2%は「中学生以前」に決めていました。当メディアは、オープンキャンパス前の告知だけに集中せず、学校らしさの動画を通年で出し続けるほうがよいと考えています。校種を決める前の高校生にも、学校の存在を知ってもらえるからです。
稟議には年間総額と「やめる月ごとの支払額」を添える
年度予算の稟議では、年間総額に加えて、途中でやめたら月ごとにいくら払うことになるかを示すと判断してもらいやすくなります。最悪の場合の金額が上限として見えるからです。最低契約期間が終わったあとの更新の単位と、解約を何日前に伝えるかも、見積もりの段階で確かめます。詳しくはTikTok運用代行の契約期間と解約の注意点を参照してください。
よくある失敗と対策学生の出演・音源・数字の扱い
人気の学生が卒業して、動画を下げることになる

学生は毎年卒業して入れ替わります。1人の人気学生に出演が集中すると、卒業時にその動画をまとめて下げることになり、シリーズが途切れます。当メディアは、出演を複数の学生・教員で分けるべきだと考えています。あわせて、出演の同意と、卒業時に動画を残すか下げるかを撮影前に決めて記録しておきます。
個人情報保護委員会の「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」(令和8年6月14日最終改正)は、個人情報に当たる事例として「防犯カメラに記録された情報等本人が判別できる映像情報」を挙げています。学生の顔が分かる動画も、学校が扱う個人情報として考えておくのが安全です。
撮影前に記録しておく項目は次のとおりです。
- 出演者(複数の学生・教員で分ける)
- 掲載先(TikTok、ほかのSNSへの転用)
- 掲載期間
- 卒業後に残すか下げるか
- 取り下げを申し出る窓口
- 同意を記録した日
口頭で「出ていいよ」と聞くだけでなく、掲載先と期間を伝えたうえで同意を記録に残します。
流行の曲を使って、著作権の問題が出る
集客の解説記事には「トレンドの音楽を使った学校紹介」を勧めるものもあります。しかし学校の公式アカウントは、学校として発信するアカウントです。
TikTok for Businessの公式ブログ(2026年10月時点で確認)によると、商用音楽ライブラリには60万曲以上があり、ビジネスアカウントで無料で使えます。収録曲は商用利用が事前にクリアされています。一方で「一般ミュージックライブラリを個人アカウントで使用してビジネスをプロモートすると、著作権侵害のリスクがあります」とも書かれています。
文化庁の「著作権について知っておきたい大切なこと」も、SNSへの投稿は「一般への公開」であり、学校や家の中での「例外」ルールはSNSでは通用しないとしています。授業で使える感覚のまま曲を載せないよう、代行会社には商用音楽ライブラリから選ぶよう最初に伝えておきます。
就職率・合格率を動画の中で言い切ってしまう
先に紹介したマイナビの調査では、資格取得率と就職率が志望校の決め手の上位でした。動画に入れたくなる数字です。それでも当メディアは、数字は動画の中で言い切らず、根拠を載せた学校のページへ案内するほうがよいと考えています。短い動画では、対象の年度や母数といった条件まで示せないからです。確認の手間も増えます。
文部科学省の通知「専修学校設置基準の一部を改正する省令の施行について」(平成14年4月1日施行)は、専修学校に情報提供を求めています。対象は、教育目標・教育課程・卒業者の就職状況・資格取得の状況などで、刊行物やインターネットで知らせるよう求めています。文部科学省は「専門学校における情報提供等への取組に関するガイドライン」(平成25年3月)も出しています。動画では「詳しい就職状況は学校のページで」と案内し、数字は学校が公開している正式なページに任せます。
在校生に頼んだ投稿が、広告だと分からない
学校が謝礼を渡し、在校生や卒業生に個人のアカウントで投稿してもらう場合は注意が必要です。消費者庁の案内によると、2023年10月1日から、広告であるのに広告だと隠すステルスマーケティングは景品表示法違反になりました。事業者が第三者に依頼・指示した表示も含まれ、SNSも対象です。学校の依頼で投稿してもらうなら、広告であることが分かる形にします。表示の最終判断は代行会社任せにせず、発信する学校側が投稿前に行います。
確認の担当が決まらず、投稿が止まる
代行がうまくいかない原因は、代行会社の腕だけではありません。学校側で確認する人が決まっていないと、教員・事務局・理事長の間で確認が回り、投稿が止まります。確認する範囲は、事実の誤り・外に出せない情報・予約への導線の3点に絞ります。言い回しまで直し始めると、それだけで公開が遅れます。
- 「企画・台本・撮影・投稿・分析」を一貫して担当
- 中小企業の支援実績 累計100社以上
- 集客・採用・認知拡大の「結果」に直結する土台づくり



自社だけで続けるのが難しいときは

ここまでの表を見て、「素材出しと出演はできても、企画・撮影・編集を入試期にも止めずに続けるのは難しい」と感じた担当者もいるはずです。その場合は、作業をまとめて外に出し、学校側は判断に専念する形が現実的です。
当メディアを運営する株式会社Zero-OneのTikTok運用代行は、「企画から投稿まで丸投げ可能」なサービスです。企画・台本・撮影・投稿・分析を一貫して担当します。料金はTikTok運用代行 1本3万円〜(2026年10月時点、公式サイトのサービスページに掲載)です。公式サイト掲載の実績は「中小企業の支援実績 累計100社以上」です。
契約と進め方は、公式サイトのFAQで次のように案内しています。
- 契約は月額制(月の本数×6ヶ月)が基本
- 最低契約期間は基本6ヶ月
- 関西圏内の撮影は撮影費・出張費なし
- 月1回の定例でデータ共有と企画の打ち合わせ
- コメント・DMの返信は代行していない
返信を代行しないのは、返信が学校の「声」になるからです。返信の方針は学校側で決めていただく形になります。
公式サイトに掲載している事例に、専門学校のものはありません。業種は違いますが、「応募を集める」という目的が近い事例として、人材派遣のWBPグループ株式会社では「TikTok経由での採用応募DM件数 0件/月 → 40件/月」となっています。
記事を書いている著者個人は、ショート動画の黎明期にあたる2022年からショート動画の運用事業に携わり、ベンチャーや中小企業のショート動画活用を支援してきました。これは著者個人の経歴で、会社の実績とは別のものです。
相談の前に、次の3点をまとめておくと話が早く進みます。
- 目的:オープンキャンパスの予約か、資料請求か
- 予算:年間でかけられる金額の幅
- 時間:撮影の立ち会いと確認に使える時間
この3点がそろえば、無料相談で本数と撮影計画の案を一緒に考えられます。年度予算を組む段階で事務局に回す材料がほしい場合は、資料請求をご利用ください。
専門学校TikTok運用代行に関するよくある質問
- 専門学校のTikTokは学科ごとにアカウントを分けるべきですか?
- 当メディアは、学校の公式アカウントを1つにして、その中を学科ごとのシリーズに分けるほうがよいと考えています。アカウントを分けると、兼務の担当者の確認が追いつかなくなります。フォロワーも分かれ、申込フォームの「何を見て知ったか」の集計もばらばらになるからです。
- 学生の顔を出さずにTikTokを運用できますか?
- できます。実習の手元、作業の音、教員の解説、声だけの出演などでも、学校の中身と雰囲気は伝えられます。人がまったく映らない形より、手元や後ろ姿など一緒に学ぶ人の気配を残すほうが、学校の様子が伝わりやすくなります。顔を出す学生がいる場合は、撮影前に同意を記録します。
- TikTokの効果はどのくらいの期間で判断すればよいですか?
- 入学の結果は1年以上先に出るので、時期ごとに見る数字を変えます。1ヶ月目は投稿本数、3ヶ月目はプロフィールの閲覧数、6ヶ月目はフォームで「TikTok」と答えた予約・資料請求の件数を見ます。公開されている専門学校の事例でも、12ヶ月を3つの段階に分けて運用しています。
- TikTokのコメントには誰が返信するのですか?
- 返信は学校の公式な発言になるので、方針は学校側で決めます。三重県立稲生高等学校のTikTok運用方針(令和7年6月1日付)のように、「コメントには原則として対応しない」「不適切なコメントは予告なく削除する」と先に決めて公開する方法もあります。代行会社が返信まで受けるかは契約前に確かめてください。
- TikTok用に作った動画をInstagramにも使えますか?
- 縦型のショート動画は、ほかのSNSにも転用しやすい形式です。Zero-OneのTikTok運用代行で制作したショート動画は、TikTokに加えてInstagramのリールやYouTubeショートにも投稿できます。転用するなら、学生の出演同意の「掲載先」にそのSNSを含めておく必要があります。
まとめ|TikTokは予約の入口と考え、作業は代行に、判断は学校に残す
専門学校のTikTokは、出願を直接狙うのではなく、オープンキャンパスの予約と資料請求への入口として作ります。題材は志望校の決め手(資格・就職・実習)から考えます。企画・撮影・編集・投稿は代行に任せ、学校は素材出し・出演の同意・確認の3つに絞ります。成果は再生数ではなく、フォームで「何を見て知ったか」を聞いて数えます。費用は1本あたりの単価と年間の撮影回数で比べます。
次にすることは2つです。まず、申込フォームに「何を見て知ったか」の項目を入れます。そのうえで、目的・年間予算の幅・担当者が使える時間の3点をまとめ、入試の時期より前に撮る計画を組んでから見積もりを取りましょう。
- 「企画・台本・撮影・投稿・分析」を一貫して担当
- 中小企業の支援実績 累計100社以上
- 集客・採用・認知拡大の「結果」に直結する土台づくり



- 高校生の進路選択行動に関する調査 進学センサス2025|リクルート進学総研
- 専門学校志望者に関する意識・行動調査(2025年)|マイナビ進学総合研究所
- 令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。|消費者庁
- 三重県立稲生高等学校TikTok運用方針|三重県
- 専修学校における学校評価・情報提供について|文部科学省
- 専修学校設置基準の一部を改正する省令の施行について|文部科学省
- TikTokの商用音楽ライブラリで、ロイヤリティフリーの音楽を活用しましょう|TikTok for Business
- 著作権について知っておきたい大切なこと|文化庁
- 個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)|個人情報保護委員会
- THL専門学校 TikTok運用代行事例|株式会社pamxy
- 【事例】オープンキャンパス参加者、入学者を増やしたい|digital gorilla
