TikTok運用代行の成功事例の読み方応募・来店・販売の数字と自社への置き換え方
求人広告を出しても若手の応募が来ない。社長からは「同業がTikTokで採用できたらしい。うちでも使えるのか調べてくれ」と言われた。この記事は、そんな兼務の担当者の方に向けて書いています。
事例を探すと再生数やフォロワー数が目立ち、自社に当てはまるのか判断しにくいはずです。そこで公開事例10件を「目的・数えた行動・運用前後の数字」に分けて整理しました。
同業の事例がないときの置き換え方、数字が食い違うときの確かめ方、応募単価と面接単価の計算、任せたあとに社内に残る作業まで示します。読み終えるころには、社長に何の数字で説明するかが決まります。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



上位記事7本と参考3ページ、公開事例10件の調査と本文案の作成にAIを使いました(Web検索とページ取得)。照合7組と合計・単価は公開資料からの計算です。官公庁とTikTok公式の資料7件を確認し、図解8枚にまとめています。
目次
TikTok運用代行の成功事例は3点で読む目的・数えた行動・運用前後の数字

TikTok運用代行の事例は、業種名ではなく「目的・数えた行動・運用前後の数字」の3点で読むと、自社に近い型が見つかります。当メディアは、事例をこの3点に分けて読み、欠けている部分を各社に同じ質問で聞いて比べるほうがよいと考えています。
下の表は、支援会社などが公開している事例を目的別に整理したものです。同じ行はすべて同じ事例の情報です。「確認できず」は、今回開いた公開情報では確認できなかったという意味です。
| 目的 | 数えた行動 | 動画の主役 | 社内に残る作業 | 事例 |
|---|---|---|---|---|
| 採用 | 応募(DM経由) | 現場の隊員 | 人員と撮影場所の提供、出演 | BONDS:1か月目0件→3か月目9件 |
| 採用 | 応募、入社 | 社長 | 月1回の撮影、台本の確認、出演 | オカモト電化:約2か月で応募、1名入社 |
| 来店 | 来店組数 | 確認できず | 確認できず | Kalon:2か月目3組→以後毎月5組以上 |
| 店舗の認知 | Google検索数 | プロの演者 | 代表は出演せず | ピンタコ:約1か月で検索1,600件以上(来店数の記載なし) |
| 申し込み | 申込み | 確認できず | 確認できず | 沖縄のクルーズツアー:約2か月で2件 |
| 途中の行動 | 公式LINE経由の問い合わせ | 確認できず | 確認できず | One Link:半年で12名 |
3点の見方は次のとおりです。
- 目的:採用か、来店か、販売か
- 数えた行動:応募か、DMか、検索数か
- 運用前後の数字:いつからいつまでの変化か
DMはTikTok内の個別メッセージのことです。同じ「応募」に見えても、DMの件数と応募フォームの件数は同じ数字として比べられません。
この3点が分かると、社長への説明も変わります。「同業が採用できたらしい」ではなく、「DM経由の応募を数えた事例があり、1か月目0件から3か月目9件だった。ただし費用は公開されていない」と言えます。
事例を読む前の前提公開されているのは成功例が中心
TikTokの利用状況と採用環境
総務省情報通信政策研究所の令和7年度調査(2025年12月実施、2026年6月26日公表、13〜79歳の1,800人)によると、TikTokの全年代の利用率は36.7%です。同じ調査でYouTubeは81.5%でした。
採用環境では、厚生労働省の一般職業紹介状況(令和8年9月分、2026年10月30日公表)で、有効求人倍率は1.19倍、正社員は1.01倍でした(いずれも季節調整値)。これは全国の値で、設備工事の職種の状況を示すものではありません。
どちらも市場全体の数字です。自社の応募が増えるかどうかは示していません。判断には次の事例の読み方が必要です。
任せられる範囲は会社で違う
同じ「運用代行」でも、含まれる作業は違います。この記事に何度も出てくる3社の公式ページ(2026年11月時点)では、次のようになっています。
- ノックデザイン(サービス名「ニチヨウビ」を運営):企画、台本、撮影、編集、投稿、簡単なコメント・DM対応、月次レポート
- ニュートラルワークス:提供素材での制作が基本。現場撮影と出演者はオプション
- フルスピード(サービスブランド「GrowthSeed」):戦略から分析まで。部分依頼も可
任せる範囲が違えば、社内に残る作業も費用も変わります。事例を読むときは、数字と一緒に「どこまで任せた結果か」を確かめます。
公開事例は発信する側が選んだもの
事前調査で口コミサイトや比較サイトを確認しましたが、利用者の口コミはほとんど見つかりませんでした。利用者の言葉は導入事例のインタビューが中心で、不満は出にくい形式です。第三者が検証した事例も見当たりませんでした。
費用も同じです。今回開いた範囲で、実在の案件と確かめられる形で費用まで分かる事例はありませんでした。
当メディアは、公開事例を「同じ成果が出る見込み」ではなく、「何がそろえば再現できそうか」を確かめる材料として読むべきだと考えています。コムニコとフルスピードも、公式ページで効果や成果の再現を保証しないと明記しています。
確かめたい条件は次の3つです。
- 月に何本、どれくらいの期間投稿したか
- 誰が出演し、社内は何をしたか
- 動画を見たあとの応募先は整っていたか
この条件は、公開ページだけでは埋まらないことが多いです。自社の目的を決めたうえで、代行会社に直接聞くのが確かめる近道になります。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



目的別に見る事例の数字採用・来店・申し込みの型
ここからの数字は、すべて支援会社か支援した本人の発信です。出所も一緒に示します。
採用の型応募・面接・入社を数える
| 会社(業種) 出所 |
数えた行動 | 運用前の記載 | 確認できた数字の変化 | 期間・本数 |
|---|---|---|---|---|
| BONDS(警備ほか) フルスピード |
求人応募数(DM経由) | 運用前の数字は不明 | 1か月目0件→2か月目2件→3か月目9件 | 3か月、計24本 |
| オカモト電化(電気工事・家電販売) ノックデザイン |
応募、入社 | 件数なし(応募はほとんどなし) | 約2か月で応募、1名入社 | 取材時点で4か月、32本 |
| 23区内の建設会社 ワンダーフォーサイト |
採用応募 | これまでゼロ | 1か月目3件→以後毎月2件 | 6か月時点、月16本 |
| せせらぎ(介護) note |
面接応募 | 月2〜3名 | 毎月20件以上 | 3か月で約10倍、月10本 |
| 長谷川興業(建設) note |
求人問い合わせ、入職 | 運用前の記載なし | 半年で問い合わせ20件以上、5名入職 | 半年、月10本 |
noteは「【事例紹介】TikTok運用代行で成果を出した5社の数字と戦略を公開します!」(安田亮介氏、2025年6月30日公開)です。
「踊る動画で会社が軽く見られないか」が心配なら、BONDSの経過が参考になります。フルスピードの事例ページによると、流れは次のとおりです。
- 1か月目:流行の音源とテンポを使用。会社らしさとずれて見直し。応募0件
- 2か月目:音楽と装飾を抑え「静かなかっこよさ」へ。隊員の生の声と求人案内を入れた。応募2件
- 3か月目:同じ方向で調整。合計再生時間は前月比約64.6倍。応募9件
変更と成果の因果関係は、支援会社の説明です。ただ、会社らしさを保つ方向でも応募が出た例として読めます。
オカモト電化は、社長が出演した「応募が来なくて今日も酒」という動画で知られます。一方、採用のきっかけは動画で打ち出した「副業OK」という条件でした。2人目は条件が合わず不採用だったことも書かれています。
話題になった同業の採用動画は、演出をまねるのではなく、人柄が伝わり面接で「動画を見た」と言われる状態を作った点をまねるほうがよい、というのが当メディアの立場です。
運用前の数字がそろう事例は少ない採用5件の点検
上の表を「運用前の記載」で見直すと、件数まで書かれているのは5件中2件です。社長への説明で「前後の比較」として使う前に、次の違いを確かめてください。
- 件数あり:せせらぎと23区内の建設会社。ただし前者は「名」と「件」が混在し、後者は社名がなく、開始時にフォロワー7,800人の自社運用アカウントでした
- 件数なし:オカモト電化は「応募はほとんどなし」という表現です。採用された人は41歳で、若手の採用例とは書かれていません
- 記載なし:長谷川興業は運用前の数字がありません
- 対象が限定的:BONDSの事例には「運用前はTikTokのDM経由で求人応募がなかった」とありますが、応募全体の件数は書かれていません
来店の型来店組数か検索数かを見分ける
noteによると、バー・ラウンジのKalonは月5本の投稿で、来店が2か月目3組、以後は毎月5組以上でした。来店を組数で数えた事例です。
ノックデザインのインタビューでは、たこ焼き店のピンタコナポレオンが新店オープンと同時に始め、聞き手の発言としてGoogle検索数が1か月くらいで1,600件以上とあります。ただし、来店数は書かれていません。確認できるのは「TikTok見ました」というお客様の声までです。
検索数は来店の手前の数字です。来店を成果とするなら、来店時に何で知ったかを聞く準備が別に必要です。
申し込み・販売の型件数と単価をセットで見る
ニュートラルワークスが公開する沖縄のクルーズツアーは、約2か月で申込み2件、顧客単価は75,000円です。件数だけなら少なく見えますが、単価を掛けると金額が分かります。
申込み2件×顧客単価75,000円=売上15万円(当メディアの計算)
費用は書かれていないので、採算までは判断できません。noteのアパレル事例Brianzaは、TikTok経由の月間売上500万円以上とあります。ただし運用前の数字がなく、増えた幅は読み取れません。
途中の行動を数える型LINE登録や問い合わせ
Brianzaには「LINE友だち追加が1週間で200名以上」という数字もあります。人材紹介のOne Linkは、半年で公式LINE経由の問い合わせが12名でした。
途中の行動は早く数字が出ますが、売上や入社そのものではありません。友だち追加の何人が購入や応募まで進んだかを、追加で聞く必要があります。
BtoBの事例件数つきは確認できず
今回の調査では、BtoBで件数つきの事例を確認できませんでした。ワンダーフォーサイトの人材コンサルの事例は「問い合わせ時に動画の話が出る」「成約率が大幅に向上」という書き方で、数字はありません。
取引先の開拓にも効くと断定できる材料はないため、BtoBの会社はまず「採用」の型で読むのが現実的です。設備工事のように採用が課題なら、上の採用の表が比較の材料になります。
事例を自社に置き換える読み方数字の確かめ方と同業がないとき
同じ事例でも数字が変わる期間と数え方の確かめ方

同じ事例を複数のページで照らし合わせると、数字や書き方が変わることがあります。当メディアが公開ページを読み比べ、7組を確認しました。表の「実績まとめ」は、ニチヨウビのブログ記事「TikTok運用代行の実績まとめ」です。
| 事例 | 資料A | 資料B | 違い |
|---|---|---|---|
| せせらぎ (再生数) |
note:月別の6か月合計3,162,527回(当メディアの計算) | 実績まとめ:運用2か月目で330万回以上 | 2か月目までの合計は123,698回で合わない |
| 長谷川興業 | note:半年で求人問い合わせ20件以上 | 実績まとめ:求人応募・仕事依頼ともに40件以上 | 期間と数える対象 |
| オカモト電化 | インタビュー:10年以上求人広告、応募はほとんどなし | サービスページ:求人媒体で2年間応募ゼロ | 運用前の基準 |
| One Link | note:問い合わせ12名 | 実績まとめ:10名以上 | 丸め方 |
| Kalon | note:募集動画は2か月目公開、30名以上応募 | 実績まとめ:初月で30名以上 | 起点の時期 |
| ピンタコ | 実績まとめ:60万回再生 | サービスページ:65万再生 | 時点の可能性 |
| BONDS | 成果表:求人応募数9件 | 見出しと発言:採用に関するお問い合わせ9件 | 同じ記事内の呼び方 |
これは不正や誤りを示すものではありません。公開情報だけでは、数え方の違いか時点の違いかを判断できないということです。noteの月別再生数を当メディアで合計すると、結果は次のように分かれました。
- 別ページと一致:One Link、Kalon、長谷川興業(6か月は約8万回の差で、おおむね一致)
- 同じnote内の累計と一致:Brianza(別ページとの照合ではない)
- 一致せず:せせらぎ
この照合には限界があります。noteの著者と実績まとめの監修者は、どちらも安田亮介という名前で、事例の5社も共通です。同一人物とまでは断定しませんが、独立した2つの証拠とは見なせません。分かるのは同じ支援元とみられる発信どうしの整合までで、第三者の検証ではありません。
代行会社に事例の説明を受けたら、次を聞きます。
- いつからいつまでの数字か
- 応募、DM、問い合わせのどれを数えたか
- 面接に来た人数と入社した人数
- 月の本数と、期間中の総費用
- 撮影と出演で社内が何をしたか
- 同じ条件で伸びなかった例はあるか
信用できるかどうかは、答えの中身だけでなく、具体例・数字・書面で出せるかという答え方で見分けます。問い合わせ時の対応は、契約後の報告の質を映すと当メディアは見ています。
同業の事例がないときは数えた行動で置き換える

地域の設備工事会社にぴったり同じ事例は、なかなか見つかりません。当メディアは、業種の違う事例を業種名で外さず、何の件数を数えたかを見て自社の目的の行動に置き換えて読むほうがよいと考えます。数えた行動が同じ形なら判断材料になるからです。
| 自社で数えたい行動 | 形が近い事例 | そのまま使えない点 |
|---|---|---|
| 求人への応募 | オカモト電化、BONDS | BONDSの応募先はDM |
| 面接の応募 | せせらぎ(介護) | 「名」と「件」が混在 |
| 問い合わせと入職 | 長谷川興業(建設) | 問い合わせと入職は別の数字 |
| 少人数の応募が続くか | 23区内の建設会社 | フォロワー7,800人から開始 |
置き換えの手順は次の5つです。
- 自社で数える行動を1つ決める
- 業種を問わず同じ行動の事例を選ぶ
- 前後の数字と期間を書き写す
- 出演者、本数、応募先の違いに印を付ける
- 印を付けた点を代行会社に聞く
業種で変わるのは、動画の主役、撮影できる時間と場所、測る数字の取り方、注意するルールの4つです。依頼先を選ぶ軸である目的、社内の手間、事業の数字は、業種で変えないほうがよいと考えます。詳しくはTikTok運用代行の業種別の選び方にまとめました。設備工事に近い例は電気工事会社のTikTok採用代行も参考になります。
この手順で事例を当てはめると、期間や費用など公開情報では埋まらない欄が残ります。その空欄を書き出しておけば、代行会社への相談で何を聞くかがはっきりします。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



任せたあとの手間と費用社長に説明する数字
社内に残る作業|軽い例と重い例

任せても社内の負担はゼロになりません。事例ごとに差があるので、軽い例と重い例の両方を見ます。
| 事例 | 動画の主役 | 社内の動き | 負担 |
|---|---|---|---|
| ピンタコ | プロの演者 | 代表は出演せず | ◎出演なし |
| オカモト電化 | 社長 | 撮影は月1回。台本を確認 | ○月1回撮影 |
| BONDS | 現場の隊員 | 人員と場所を提供。DM返信の担当は記載なし | △返信は不明 |
| ダイマツ | 店長 | 1日8本を撮影 | ×1日8本撮影 |
※ 公開事例の記述をもとに当メディアが判断した評価です。判断基準は出演の有無、撮影の頻度・1日の本数です(◎良い ○ふつう △注意 ×負担が大きい)
ピンタコの代表は「私何もしてないです(笑)」と話しています。社員に顔を出させたくない場合、演者を立てる方法があると分かる例です。ただし、ニュートラルワークスのように出演者の起用をオプションとする会社もあり、費用は別に確かめます(2026年11月時点)。
オカモト電化の社長は「出るのが嫌やったんですよね。」と話しつつ、出演を続けました。作業は減っても、出演の判断は社内に残ります。作業服の専門店ダイマツは「撮影は1日8本となかなかハードなんですけど」と話しています。まとめ撮りは回数を減らせる反面、1日の負担は重くなります。
BONDSでは、出演者が声をかけられる場面が増え、やる気につながりそうと広報が話しています。負担だけでなく、社内への良い影響が語られている例です。noteも共通要因に「クライアントが主体的に関わる」ことを挙げています。時間の見積もり方は任せたあとの社内工数で詳しく説明しています。
応募単価と面接単価で社長に説明する
応募単価は、応募1件にかかった費用です。求人広告と同じ物差しで話せます。当メディアは、代行費に社内の作業時間を時給換算して足し、立ち上げ月を含む半年の合計で計算するべきだと考えています。応募が多くても面接に来る率は経路で違うので、面接まで進んだ人の単価も並べます。
総費用=月額×月数+初期費用+撮影費+交通費+スタジオ費など+社内の作業時間×時給
応募単価=総費用÷応募数
面接単価=総費用÷面接まで進んだ人数
採用単価=総費用÷採用人数
公式料金(税別・税抜、2026年11月時点)から、最低契約期間の月額と初期費用を当メディアで計算すると次のとおりです。撮影費などの別途費用は含みません。期間も内容も違うので、優劣の比較には使えません。
| 会社・プラン | 計算 | 合計 | 1本あたり |
|---|---|---|---|
| ノックデザイン 月4本 |
28万円〜×6か月+初期費用(金額不明) | 168万円〜+初期費用 | 7万円〜(初期費用を除く) |
| フルスピード 月8本目安 |
50万円〜×6か月+30万円 | 330万円〜 | 約6.9万円〜 |
| ワンダーフォーサイト 月8本 |
40万円×8か月+20万円 | 340万円 | 約5.3万円 |
次は仮定の計算で、実在の事例ではありません。ノックデザインの撮影は月1回2〜4時間とされているので、立ち会い1人なら6か月で最大24時間です(当メディアの計算)。時給3,000円は仮の数字で、自社の実額に替えてください。
費用168万円(最低額。初期費用・撮影費などは別)
+社内の時間24時間×時給3,000円=7.2万円
=175.2万円
応募6件なら 応募単価29.2万円
面接3名なら 面接単価58.4万円
採用2名なら 採用単価87.6万円
実際には、ここに初期費用、撮影費、交通費、スタジオ費が加わります。台本の確認や定例会の時間も、示した資料を確認できなかったので自社の見込みで足します。面接まで進んだ人数の公開例は確認できず、自社で数えるしかありません。応募フォームと面接で「何を見て応募したか」を聞いておくと数えられます。
公開されている計算では、ワンダーフォーサイトの記事が月50万円×6か月の300万円、13名応募、3名採用から、応募単価約23万円、採用単価100万円と示しています。ただし同じ記事に「実例をベース」とも「モデルケース」ともあり、実在の案件の実績とは断定できません。初期費用も入っていません。
比べる相手は自社の求人広告の実費です。参考として、オカモト電化の社長は「1人採用するのに最終的には100万円とか200万円とか」と話していますが、正確な金額は覚えていないとも述べた1社の感覚です。マイナビ「中途採用状況調査2025年版」の2024年の1社平均は採用費用総額650.6万円、採用人数20.8人で、単純に割ると約31.3万円です(当メディアの計算で、公式の単価ではありません)。従業員3名以上の企業全体の数字で、地域の中小企業の相場ではありません。
SNS採用を始めても求人媒体はすぐにやめず、同じ期間で両方の単価を並べてから予算配分を見直すほうがよいと当メディアは考えます。予算の組み方はTikTok運用代行の予算の決め方で試算しています。
社長への説明は、再生数ではなく応募と面接の数字で組み立てます。まず自社が数える行動の現状の件数を伝え、次に数え方が近い事例の運用前と運用中の数字を、期間と本数を添えて示します。費用は月額ではなく半年の総費用で伝え、求人広告の単価と並べます。事例と自社で違う点も一緒に話せば、見込みの約束と受け取られにくくなります。
いつ何を見て判断するか1か月目・3か月目・6か月目
成果の判断は半年後の1回にせず、時期ごとに見るものを変えるのが当メディアの立場です。
| 時期 | 見る数字 | 確かめること |
|---|---|---|
| 1か月目 | 投稿本数 | 約束した本数を投稿できたか |
| 3か月目 | 途中の指標 | プロフィールへのアクセスなどが動いたか |
| 6か月目 | 問い合わせ・応募 | 求人広告の単価と比べてどうか |
公開事例で初めての応募が確認できる時期は、23区内の建設会社が1か月目、BONDSと長谷川興業が2か月目、オカモト電化が約2か月です。これは成功例だけで、平均でも見込みでもありません。
数え始めも確かめます。ノックデザインでは初回投稿まで約1か月が目安なので、「契約から」か「初回投稿から」かで見え方が変わります。最低契約期間もニュートラルワークスの3か月からワンダーフォーサイトの8か月まで幅があります(2026年11月時点)。
よくある失敗と対策事例をそのまま当てはめない
成功事例を自社の見込みとして説明してしまう
「9件来た事例があるので、うちも9件」と説明すると、結果が届かなかったときに行き詰まります。BONDSは3か月で計24本、23区内の建設会社は月16本と、本数も開始時の条件も違います。
対策は、説明の中に「この事例と自社で違う点」を入れることです。事例は目標の数字ではなく、条件を確かめる材料として社長に渡します。
再生数で社長に報告してしまう
再生数は分かりやすいものの、応募が増えたかどうかは分かりません。BONDSの合計再生時間約64.6倍という数字も、応募9件と並べて初めて判断材料になります。
対策は、報告の1行目を応募数や問い合わせ数にすることです。再生数は、応募が伸びない原因を探す補助の数字として扱います。
話題の動画の演出だけをまねる
BONDSの1か月目は、流行の音源とテンポを使って会社らしさとのずれが生じ、見直しにつながりました。対策は、企画の相談で「動画で何を伝えて応募につなげるか」を先に決めることです。オカモト電化の「副業OK」のように、伝える条件から考えます。
採用動画で確認するルールを見落とす

動画の最後に求人を案内する型をまねるなら、自社の募集としてルールも確かめます。特定の事例の問題ではなく、どの会社にも共通する確認事項です。
求人の表示(厚生労働省の募集広告の案内、2026年11月時点で確認)
- 必要な6情報:名称、住所、連絡先、業務内容、就業場所、賃金
- SNSを含むインターネット広告も対象
- 募集要項へのリンクだけでは認められない
- SNSのメッセージ機能だけでは連絡先として足りない
連絡先は、電話番号、メールアドレス、自社サイトの専用問い合わせフォームへのリンクのいずれかが必要です。このページに動画での載せ方の問答はないため、載せ方は代行会社と確認して決めます。
音源と広告の表示
- TikTok広告ヘルプ「商用音楽ライブラリ」(最終更新2025年7月):商業的な活動では、約100万曲の同ライブラリの使用が求められる。一般的な音楽ライブラリは商用利用できない
- TikTok広告ヘルプ「商用コンテンツ公開設定」(最終更新2025年9月):宣伝するコンテンツで必要な設定。採用動画への適用は明記がないので、代行会社に確認する
- 消費者庁のステルスマーケティング規制(2023年10月1日施行):規制されるのは広告主。従業員個人の投稿も、地位や担当業務によっては事業者の表示に当たる場合がある
消費者庁のQ&Aには、企業の公式アカウントや運用代行への委託を直接扱った問答はありませんでした。投稿前に誰が確認するかを、契約前に決めておくと安心です。
ここまでの確認を、兼務の担当者が一人で続けるのは簡単ではありません。社内で持つ判断と外に任せる作業を分けることが、続けるための現実的な方法になります。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



自社だけで続けるのが難しいときは足りない情報を相談で確かめる

この記事の著者は、ショート動画黎明期の2022年から運用事業を始め、ベンチャーや中小企業のショート動画活用を支援してきました。これは著者個人の経歴です。この記事の事例の数字は著者の案件ではなく公開資料のもので、当メディアが行ったのは資料の照合と計算です。
企画から分析までを社内で続けるのが難しい場合の解決策の一つが、当メディアを運営する株式会社Zero-OneのTikTok運用代行です。企画から投稿まで丸投げ可能で、「企画・台本・撮影・投稿・分析」を一貫して担当します。料金は1本3万円〜(2026年11月時点)、公式サイト掲載の実績は中小企業の支援実績 累計100社以上です。契約は月額制(「月の本数×6ヶ月」)が基本で、最低契約期間は基本6ヶ月です。関西圏内の撮影は撮影費・出張費をいただいていません。コメント・DMの返信は代行していないため、社内に残る作業になります。
公式サイト掲載の事例には、WBPグループ株式会社(人材派遣)のTikTok経由での採用応募DM件数 0件/月 → 40件/月があります。数えた行動は「応募DM」で、ほかの会社の「応募」とは同じ数字として比べられません。この表記に期間と費用は含まれていないので、この記事の質問を当社にもそのまま聞いてください。
相談の前に用意するのは、目的・予算の幅・社内で出せる時間の3つです。前提がそろうと、各社の答えを同じ物差しで比べられます。
一方、数える行動が決まらない段階や、台本の確認と出演を誰が担うか決められない段階では、先に社内で決めることをおすすめします。その2つが空いたままだと、どの会社に頼んでも結果を判断しにくいからです。
TikTok運用代行 事例に関するよくある質問
- TikTok運用代行の成果はどの業種でも出ますか?
- 業種だけで成果が出るとは言えません。公開事例には電気工事、警備、介護、飲食、アパレルなどがありますが、発信する側が選んだものです。自社の目的と数える行動を決め、近い事例の本数や期間、出演者などの条件を確かめて判断してください。
- 成果が出るまでどれくらいかかりますか?
- 時期ごとに見る数字を変えて判断します。1か月目は投稿本数、3か月目はプロフィールへのアクセスなどの途中の指標、6か月目は問い合わせ・応募です。初応募が1〜2か月目の公開例はありますが、成功例だけで平均ではありません。同じ目的の事例の経過を候補の会社に聞くのが近道です。
- 事例の費用が書かれていないときはどう確かめますか?
- 公開料金のある会社なら、月額に最低契約月数を掛けて初期費用を足し、最低額を出します。そこへ撮影費や交通費、社内の作業時間の時給換算を加えます。料金を公開していない会社には、事例の月の本数と期間中の総費用を聞いてください。
- 社員が顔を出さなくても事例のような運用はできますか?
- プロの演者を起用し、代表が出演しなかったピンタコの例があります。一方で、採用の事例には社長や隊員が出演したものが見られます。演者の手配はオプションの会社もあるため、費用と、誰を主役にするかを合わせて確かめてください。
- 代行会社が事例の社名を出せないと言ったら信用できませんか?
- 社名がないだけで判断はできません。ワンダーフォーサイトの事例は社名を伏せていますが、地域、本数、応募件数まで書かれています。見るべきは、期間、数えた行動、月の本数、社内の分担を具体的に答えられるかどうかです。答え方も判断材料にしてください。
まとめ|事例は数えた行動で読み、足りない情報は聞いて確かめる
TikTok運用代行の事例は、業種名ではなく目的・数えた行動・運用前後の数字の3点で読むと、自社に近い型が見つかります。ただし公開事例は発信する側が選んだもので、運用前の数字や費用がそろうものは多くありません。同業が見つからなくても、数えた行動が同じ形なら判断材料になります。
次にすることは3つです。自社の目的と数える行動を決める。近い事例を1つ選び、前後の数字と足りない情報を社長に示す。足りない情報を、目的・予算の幅・社内で出せる時間を添えて、無料相談か資料請求で確かめる。ここまで進めば、頼むかどうかを数字で話せます。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



- 令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書の公表(総務省)
- 一般職業紹介状況 令和8年9月分(厚生労働省)
- 労働者の募集広告には6情報の表示が必要です(厚生労働省)
- 令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります(消費者庁)
- ステルスマーケティングに関するQ&A(消費者庁)
- 商用音楽ライブラリ(TikTok広告ヘルプ)
- 商用コンテンツ公開設定(TikTok広告ヘルプ)
- 中途採用状況調査2025年版(マイナビキャリアリサーチLab)
- 【事例紹介】TikTok運用代行で成果を出した5社の数字と戦略を公開します!(安田亮介氏のnote。支援した本人の発信)
- TikTok運用代行の実績まとめ(ニチヨウビ/ノックデザイン。自社の発信)
- 動画制作・運用代行実績(ワンダーフォーサイト。自社の発信)
- 動画制作・SNS運用代行 価格表(ワンダーフォーサイト)
- 月50万円のTikTok運用代行で建設業が13名応募を獲得(ワンダーフォーサイト。自社の発信)
- BONDSセキュリティの事例(GrowthSeed/フルスピード)
- TikTokコンサルティング・運用代行(GrowthSeed/フルスピード)
- オカモト電化インタビュー(ニチヨウビ)
- ピンタコナポレオンインタビュー(ニチヨウビ)
- ダイマツインタビュー(ニチヨウビ)
- TikTok運用代行(ニチヨウビ/ノックデザイン)
- 会社概要(株式会社ノックデザイン)
- TikTok運用代行(ニュートラルワークス)
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