食品メーカーのTikTok運用代行売り場の決め方・費用の総額と販売件数の測り方
社長から「同業がTikTokで売れているらしい。うちもやれないか」と言われました。でも、営業や自社ECとの兼務で、動画を作れる人が社内にいない。地方や中小の食品メーカーでは、こうした状況で運用代行を調べ始めることもあるでしょう。
ところが検索すると、出てくるのは食品特化の会社の告知と「TikTok Shopで◯千万円売れた」という発表ばかりです。自社の場合に何を任せて、いくら払い、何で成果を測ればよいのかは見えてきません。
この記事では、代行会社を比べる前に決める3点を整理します。あわせて、6ヶ月の総額の出し方、工場撮影のチェック表、棚で買われる分の測り方、投稿前に確かめる規約もまとめました。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



検索上位の記事・発表6本を実際に開いて読み比べ、官公庁とTikTok公式の一次資料9件を確認しました。食品向けの依頼先3件の公式ページ・紹介ページを調べ、野口水産の事例は発表元のPR TIMES原文と数字を照合しています。そのうえで図解を8枚作りました。
目次
食品メーカーのTikTok運用代行は売り場・任せる範囲・測る数字の3点を先に決める
代行会社の提案をいきなり比べ始めると、提案ごとに中身も金額もばらばらで、判断がつきません。ある会社は動画制作だけ、別の会社はTikTok Shopの出店と広告まで込みで見積もってくるからです。
食品メーカーのTikTok運用代行は、代行会社を比べる前に「売り場を1つ決める」「アカウント運用とShop・広告・タイアップを分ける」「販売件数で測る」の3点を決めれば、費用が回収できるかを判断できます。
| 決めること | 選び方の例 | 決めないと起きること |
|---|---|---|
| ①売り場を1つ | 自社EC/モール/TikTok Shop/取扱店から1つ | 任せる作業と数える数字が決まらない |
| ②任せる範囲 | 最初はアカウント運用だけ。Shop・広告・タイアップは別見積もり | 総額がふくらみ、他社と比べられない |
| ③測る数字 | 自社ECの販売件数を主にする。検索数と取扱店の問い合わせは別に記録 | 再生数しか残らず、社長に説明できない |
3点が決まると、各社に同じ条件で見積もりを頼めます。そうすれば「1本あたりの単価×月の本数×6ヶ月」で総額をそろえて比べられ、「その総額を販売件数で回収できるか」という形で決裁者に説明できます。
この3点のうち、食品メーカーで特に迷いやすいのは①の売り場です。卸(スーパーなどの取扱店)、自社EC、楽天などのモール、TikTok Shopと、売り場がいくつもあるからです。売り場ごとの違いをもっと詳しく知りたい方は、EC・通販のTikTok運用代行|売り場で変わる依頼先・費用もあわせてご覧ください。
基礎知識食品とTikTokの相性と4つの施策の違い
食品はTikTokで「初めて試す」きっかけになりやすい
TikTok for Businessの「スモールビジネスオーナー向けTikTok食品広告ガイド」では、TikTok Marketing Scienceの調査(Global Snacking Survey、2023年2月)が紹介されています。それによると、TikTokユーザーの72%が、使い始めてから新しい商品やブランドを以前より頻繁に試すようになったと答えました。また半数以上が、クリエイターの動画やおすすめ動画を見て、初めてそのスナックを食べたと答えています。ただしこれは世界の調査で、日本だけの数字ではありません。
日本の利用状況は、総務省「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(2026年6月26日公表)で確認できます。13〜79歳の1,800人を対象にした調査で、TikTokの利用率は全年代で36.7%でした。
同じ公式ガイドは、投稿の中身を「価値の提供」約8割、「販促」約2割にするよう勧めています。食品は「売り込み」より「食べ方・作り方を見せる」ほうが見てもらいやすい商材です。この点は、あとで説明する動画の型にもつながります。
4つの施策を分けて見積もる

「TikTokをやる」と一口に言っても、中身は次の4つに分かれます。用語も一言で説明しておきます。
- アカウント運用:自社のアカウントで、企画・撮影・編集・投稿・分析を続けること
- TikTok Shop:TikTokのアプリの中で商品を売る仕組み。TikTokニュースルームによると、日本では2025年6月30日に始まりました。ショッピング動画、LIVE、プロフィールの商品ショーケース、アフィリエイト(クリエイターが商品を紹介して成果報酬を得る仕組み)があります。開始時の参画企業には日清食品も入っています
- 広告(Spark Ads):TikTokビジネスヘルプ(2026年6月更新)によると、通常の投稿をそのまま広告として配信する形式です。広告で増えた再生数やいいね、フォローは元の投稿に加算され、広告期間が終わっても残ります
- キャスティング:料理系などのクリエイターに依頼して、商品を紹介してもらうタイアップ
検索上位の食品特化サービスは、これらをまとめて提案する傾向があります。コマースピックの記事(2026年3月26日)によると、KASHIKAの食品メーカー・飲食店向けのサービスは5つのメニューで構成されています(アカウント開設・動画制作・クリエイター戦略・広告運用・月次レポート)。起業LOG(2025年12月18日更新)は、Leading Communicationについて「広告配信やクリエイター起用はオプションで、内容によって別料金」と紹介しています。
当メディアは、アカウント運用代行の見積もりを、広告運用代行・TikTok Shop支援・キャスティングとは分けて取るべきだと考えています。全部が混ざったままだと費用の幅が大きく見え、他社と比べられないからです。
| 施策 | 何をするか | 費用の性質 | 社内の手間 | 最初の一歩 |
|---|---|---|---|---|
| アカウント 運用 |
自社アカウントで発信を続ける | 1本単価×本数×期間 | ○確認・立ち会い | ◎土台になる |
| TikTok Shop |
アプリ内で販売する | 出店・運営の支援は別。手数料は要確認 | ×在庫・配送 | △体制しだい |
| 広告 (Spark Ads) |
好評の投稿を広告で広げる | 広告費+運用手数料 | ○予算の判断 | △好評動画の後 |
| キャス ティング |
クリエイターが紹介する | 起業LOGの例ではオプション | △表示の確認 | △目的しだい |
※ 当メディアの見解による整理です(◎良い ○ふつう △注意 ×負担が大きい)
最初はアカウント運用だけから始めて構いません。Spark Adsは「通常の投稿で好評だった動画」を広げる仕組みなので、まずその素材が要ります。TikTok Shopも同じです。在庫と配送の担当を決められない段階では、出店を急がないほうがよいと当メディアは考えています。販売手数料に加えて、注文が入ったあとの対応を担う人が必要になるからです。
ここまでで「何に払うか」は分けられました。残る問題は、アカウント運用の企画・撮影・編集を誰がやるかです。社内で手が回らないと分かった時点で、外部に任せる範囲を相談しながら決める進め方もあります。
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食品メーカーのTikTok運用代行の進め方売り場・動画の型・撮影・測り方
まず売り場を1つ決める
当メディアは、EC・通販のTikTok運用では、代行会社を比べる前に売り場を1つに決めるべきだと考えています。売り場によって、任せる作業も、費用の決まり方も、数える数字も変わるからです。食品メーカーなら、たとえば次のように整理できます。
| 売り場 | 動画の行き先 | 数える数字 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 自社EC | プロフィールのリンク・動画専用リンク | 販売件数 | 計測タグを置ける |
| モール(楽天など) | 店舗ページ | 販売件数(購入後の質問で補う) | TikTok経由を計測できるかはモールの仕様を確認 |
| TikTok Shop | アプリ内の商品 | Shop内の注文数 | 在庫・配送の担当が要る |
| 取扱店(スーパーなど) | 商品名・取扱店の案内 | 直接は数えられない | 下の「測り方」で補う |
卸が中心の会社でも、最初の主な売り場は自社ECにするのが現実的です。販売件数を自社で数えられる売り場を1つ決めておけば、外注費が回収できているかを毎月確かめられます。
動画の型は定番商品のシリーズで組む
TikTok for Businessの食品広告ガイドは、次のような動画の型を挙げています。
- レシピ公開型(食品・日用品ガイドでは15〜30秒が目安)
- 舞台裏型(製造工程・食材の調達)
- ストーリーテリング型(看板商品の誕生秘話)
- 解説・教育型
- 季節・時事型
- テーマ別のシリーズ型
当メディアの考えでは、食品メーカーの動画は新商品1点の告知を中心にしないほうがよいです。新商品の告知は、発売時期を過ぎると役目を終えるからです。中心にするのは、定番商品の食べ方・アレンジ、原料や製造工程、作り手といった、くり返し使えるシリーズの型です。新商品はその型に当てはめて出します。漬物や調味料なら、次のような組み方が考えられます。
- 定番商品の「いつもと違う食べ方」シリーズ
- 原料の産地・仕込みの工程シリーズ
- 作り手・職人が答える質問シリーズ
- 季節の食卓に合わせるシリーズ
企画は1本ずつではなく、シリーズの型の単位で外部に頼むのが続けるコツです。社内は、ネタの素材(今月の仕込み、届いた質問、季節の予定)を定期的にまとめて渡す役に回ります。型があれば、素材が届くだけで次の動画が作れるからです。なお公式ガイドは、字幕を入れて音声なしでも伝わる作りにすることも勧めています。
工場・製造工程を撮るときの準備

製造工程の動画は、TikTok公式ガイドが「舞台裏型」として勧める型です。後で紹介する野口水産の事例でも、加工場の雰囲気を伝える動画が中心になっていました。一方で、配合や工程の機密、衛生区域への立ち入りがあるため、品質管理の部門が慎重になりやすい場面でもあります。
当メディアは、工場の撮影では撮る前に「撮ってよい場所・物・人」の一覧を社内で決めるべきだと考えています。そのうえで、代行会社にはその範囲だけを撮ってもらい、投稿前の確認もその一覧と照らし合わせます。確認の基準が先にあれば、品質管理の担当者が毎回ゼロから判断しなくて済みます。
| 区分 | 社内で決めること | 決める人の例 |
|---|---|---|
| 撮ってよい場所 | 入ってよい区域、衛生区域に入るときの社内ルール(着替え・持ち込み物) | 工場長・品質管理 |
| 映してはいけない物 | 配合表、原料の銘柄、設備の型番、取引先名、伝票 | 品質管理・営業 |
| 出演してよい人 | 出演する社員と、同意の取り方 | 総務・各部署の長 |
| 撮れる時間帯 | 製造ラインを止めずに撮れる時間 | 工場長 |
| 投稿前の確認者 | 機密・表示を見る担当と、返事の期限 | 品質管理・表示担当 |
衛生区域の基準そのものは、各社の衛生管理のルールに従ってください。この記事では、一覧を先に作るという進め方だけを示します。撮影当日の分担と期限は、TikTok運用代行の撮影準備リストにまとめています。
成果の測り方棚で買われる分は数えられない前提で

当メディアは、EC・通販のTikTok運用は、動画専用リンクや購入後の質問で経路を数えられる状態にしてから始めるべきだと考えています。準備をしないまま始めると、動画を見て別の場所で買った人の分が、ほかの経路に紛れてしまうからです。
TikTok for Businessの食品広告ガイドは、測り方として次の方法を挙げています。
- TikTok PixelとEvents API(自社サイトに置く計測の仕組み)でコンバージョンを測る
- 固有のプロモーションコードやトラッキングリンクで、施策ごとの成果を比べる
食品メーカーで難しいのは、スーパーなどの棚で買われる分です。TikTokを見て店で買った人は、直接は数えられません。卸の売上は棚割りや特売など多くの要因で動くので、TikTokの効果だけを取り出すことはできないからです。
そこで当メディアは、次の3つを分けて記録し、販売件数を測れる自社ECを主な指標に置くことを勧めます。
- 自社ECの販売件数(動画専用リンク・購入後の質問で経路を確認)
- 商品名・社名で検索された数(開始前の値を記録しておく)
- 取扱店やバイヤーからの問い合わせ件数
棚の売上は「測れない」と割り切り、測れる数字を3つに分けて開始前から記録しておくと、効果の説明がぶれません。
時期ごとに見る数字を変える
成果の判断を「半年後に1回」にすると、途中で止めるべきか続けるべきか分かりません。当メディアは、時期ごとに見るものを変えるべきだと考えています。
| 時期 | 主に見る数字 | 確かめること |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 投稿本数 | 確認待ちで止まらずに出せたか |
| 3ヶ月目 | プロフィール訪問、リンクのクリック | 見た人が次の行動に進んでいるか |
| 6ヶ月目 | 自社ECの販売件数、検索数、取扱店の問い合わせ | 事業の数字が動いたか |
プロフィール訪問とは、動画を見た人がアカウントのページを開いた回数です。販売件数の手前の指標として使います。
費用の決まり方と社内に残る作業6ヶ月の総額で比べる
総額は「1本あたり単価×月の本数×6ヶ月」で出す

今回確認した食品向けの依頼先3件のうち、料金が分かったのは起業LOG経由の1件だけでした。しかも月額だけで比べると、本数や作業範囲が会社ごとに違うため判断を誤ります。月額ではなく「1本あたりの単価」と「最低契約期間を含めた総額」で比べてください。
6ヶ月の総額 = 1本あたりの単価 × 月の本数 × 6ヶ月 + 初期費用
(広告費・キャスティング費・Shopの運営支援は別枠で足す)
販売1件あたりの費用 = 6ヶ月の総額 ÷ TikTok経由で増えた販売件数
公開されている数字で計算すると、次のようになります。
| 出典(時点) | 公開されている条件 | 6ヶ月の計算 |
|---|---|---|
| 起業LOG(2025年12月18日更新)/Leading Communication | アカウント運用プラン 50万円〜(要相談)、契約6ヶ月〜 | 50万円×6=300万円〜(広告・クリエイター起用は別) |
| アイミツ(TikTok運用代行の費用相場) | 月30〜50万円+初期費用、成果まで平均6か月 | 180〜300万円+初期費用 |
※ 2026年11月時点で確認した記載からの単純計算です。各社の最新の条件は見積もりで確かめてください。
予算の上限は、相場の幅から決めるより、「販売1件の獲得にいくらまで払ってよいか」から逆算するほうが決裁者に説明しやすくなります。モールの広告費など、すでに払っている額が判断の根拠になるからです。予算の決め方は、TikTok運用代行の予算はいくら?6ヶ月総額の試算で詳しく扱っています。
社内に残る作業と時間
丸投げできる代行会社に頼んでも、次の作業は社内に残ります。
- 「撮ってよい場所・物・人」の一覧づくり
- 撮影の立ち会いと、社員の出演
- ネタの素材(仕込み予定・質問・季節の行事)の提供
- 投稿前の確認(機密・表示)
- コメント・DMへの返信
- 販売件数・検索数・問い合わせの集計
社内の時間は、仮の数字で一度見積もっておきます。たとえば、月8本で1本の確認に30分かかり、撮影の立ち会いが月1回4時間だとします。この場合は8本×30分=4時間、これに立ち会いの4時間を足して月8時間です。この時間に担当者の時給を掛けて外注費に足すと、内製と比べるときの判断材料になります。開始後1ヶ月は実際にかかった時間を記録し、測った値に置き換えてください。
月の本数は、「多いほど伸びる」という考えで決めないでください。社内で確認と立ち会いに使える時間から逆算して決めます。確認が止まると、契約した本数を消化できず、費用だけがかかってしまうからです。
食品の事例は「何を組み合わせたか」で読む
今回確認した食品の事例2件は、どちらもアカウント運用以外の施策と組み合わせたものでした。
- ヤマニ野口水産(KASHIKAの発表、PR TIMES 2026年7月8日):2026年2月8日にTikTok Shopを開設。2月の売上は118万円、3月は512万円で、73日目に累計1,000万円、開設5か月で累計2,000万円と発表しています。施策は、加工場の雰囲気を伝えるショート動画の継続投稿、晩酌・グルメ系のクリエイター約160人による成果報酬型の紹介、反応のよかった動画のTikTok Shop広告への活用です。利益率と広告費の総額は書かれておらず、第三者の検証もありません
- 昭和産業(TikTok for Business公式の事例):代理店と組み、クリエイターとのコラボ動画をSpark Adsで配信しました。目的はブランド認知で、インプレッション250万超、動画視聴97万超、動画視聴単価は予想より約72%低かったとされています。広告+キャスティングの事例です
どちらも発表した側が選んだ事例です。当メディアは、公開事例を「同じ成果が出る見込み」としてではなく、「何がそろえば再現できそうか」を確かめる材料として読むべきだと考えています。野口水産の例なら、加工場という撮れる場所、クリエイターの紹介、広告の3つがそろっていました。アカウント運用だけを頼む場合の参考にするなら、加工場の動画を続けた部分を見ます。事例の読み方はTikTok運用代行の成功事例の読み方でも整理しています。
総額と社内の時間を出してみて、「企画・撮影・編集まで社内で回すのは難しい」と分かることもあります。その場合は、売り場と測る数字を決めたうえで、制作の工程をまとめて任せられる依頼先に相談するのが次の一歩になります。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



投稿前に確かめる規約・表示のポイント

宣伝を含むSNS投稿の表示は、代行会社任せにせず、責任を負う発注側が投稿前の確認で最終判断するほうがよいと当メディアは考えています。食品メーカーが特に確かめたいのは次の3点です。
クリエイターに頼むならステマ規制の責任は自社にある
消費者庁「ステルスマーケティングに関する景品表示法の規制」によると、この規制は2023年10月1日に施行されました。広告なのに広告であることを隠す表示が対象で、SNSの投稿も含まれます。企業がインフルエンサーなどに依頼・指示した投稿も対象です。規制の対象は商品を供給する事業者(広告主)で、依頼を受けたクリエイターではありません。商品の無償提供やタイアップをするなら、表示の確認は食品メーカー側の仕事になります。詳しい運用基準は、消費者庁のページで確認してください。
音源は商用音楽ライブラリから選ぶ
TikTokビジネスヘルプ「商用音楽ライブラリについて」(2025年7月更新)によると、ビジネスは一般的な音楽ライブラリを商用利用できません。使えるのは商用音楽ライブラリで、商用利用が許可された約100万曲を無料で使えます。ほかのユーザーのオリジナル楽曲やライセンス付きの音楽を使う場合は、法務部門に相談して許可を得るよう注意書きがあります。代行会社に頼むときも、最初に「商用音楽ライブラリから選ぶ」ことを伝えておくと、投稿直前の差し替えを防げます。
健康への効果に触れる表現は社内で確認する
健康食品の健康への効果をうたう表示について、消費者庁は「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項」(令和4年12月5日一部改定)を公表しています。短い動画では、「体にいい」といった言い方がつい入りがちです。原料の説明や作り手のコメントで健康に触れる回は、投稿前に品質保証・表示の担当部署か専門家に確認してください。確認する項目は、シリーズの型を決める段階で一覧にしておくと、毎回の確認が照合だけで済みます。
よくある失敗と対策食品メーカーで止まりやすい5つの場面

| 失敗 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 再生数しか見ておらず、売上に効いたか分からない | 経路を数える準備をせずに始めた | 動画専用リンクと購入後の質問を先に用意し、開始前の検索数を記録する |
| 一括の提案で総額が読めない | Shop・広告・タイアップが混ざった見積もり | アカウント運用だけで見積もり、ほかは別枠で取る |
| 新商品のたびに一から企画して止まる | 告知中心で、型がない | 定番商品のシリーズの型を作り、新商品は型に当てはめる |
| 品質管理の確認待ちで投稿が止まる | 撮ってよい範囲の基準がない | 「撮ってよい場所・物・人」の一覧を先に作り、確認は一覧と照合する |
| Shopを先に開いて注文対応が回らない | 在庫・配送の担当が決まっていない | 担当が決まるまでは自社ECに送り、Shopは後から検討する |
5つのうち4つは、代行会社の腕ではなく、社内で決めておくべきことが決まっていないのが原因です。依頼前に売り場・撮影の範囲・確認の担当を決めておけば、どの代行会社に頼んでも止まりにくくなります。
確認の担当は「品質管理の誰が、何日以内に返事するか」まで決めておきます。兼務の担当者が確認役を抱え込むと、営業の繁忙期に投稿が止まりやすいからです。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



自社だけで続けるのが難しいときは

売り場と測る数字を決め、総額と社内の時間を計算してみて「企画・撮影・編集は社内では回せない」と分かったら、制作をまとめて任せられる依頼先を探す段階です。当メディアの著者(運営者)は、ショート動画の黎明期だった2022年から運用事業を始め、ベンチャーや中小企業のショート動画活用を支援してきました。
当メディアを運営する株式会社Zero-OneのTikTok運用代行は、企画・台本・撮影・投稿・分析を一貫して担当し、企画から投稿まで丸投げできます。料金はTikTok運用代行 1本3万円〜です(2026年11月時点、公式サイトのサービスページに掲載)。契約は月額制(月の本数×6ヶ月)が基本で、最低契約期間は基本6ヶ月です(3ヶ月も相談できますが、成果を実感しにくいため推奨していません)。関西圏内の撮影は撮影費・出張費をいただかず、月1回の定例でデータ分析の共有と企画の打ち合わせを行います。
公式サイト掲載の食品メーカーの事例は2つあります。
- 道南平塚食品株式会社(納豆専門店):ECでの販売件数 100件/月 → 1,000件/月
- 株式会社天政松下(老舗漬物メーカー):TikTokフォロワー数 0人 → 5,000人
道南平塚食品は販売件数の事例で、この記事で勧めた「自社ECの販売件数で測る」に当てはまります。天政松下はフォロワー数の事例で、販売件数の事例ではありません。漬物メーカーという近い業種で運用した例として挙げています。
なお、コメント・DMへの返信は代行していないため、社内に残ります。制作したショート動画は、TikTokに加えてInstagramリール・YouTubeショートにも投稿できます。TikTok Shopの出店運営や広告運用、クリエイターのキャスティングを主に探している場合は、別の見積もりとして確かめてください。
相談の前に、次の3行を用意しておくと話が早く進みます。
- 目的(例:自社ECの販売件数を増やす)
- 予算の幅(6ヶ月の総額でいくらまでか)
- 社内で出せる時間(確認・立ち会いに月何時間か)
この3行がそろったら無料相談へ、社長に回す比較材料が先に必要な場合は資料請求からお問い合わせください。
食品メーカーTikTok代行に関するよくある質問
- 食品メーカーのTikTok運用代行は、成果が出るまで何ヶ月かかりますか?
- アイミツの費用相場の記事では、成果まで平均6か月とされています。当メディアは、1ヶ月目は投稿本数、3ヶ月目はプロフィール訪問やリンクのクリック、6ヶ月目は自社ECの販売件数と、時期ごとに見る数字を変えて判断することを勧めています。
- TikTok Shopに出店しないと、食品は売れませんか?
- 出店しなくても、自社ECやモールへ動画から送ることはできます。TikTok Shopは在庫と配送、注文後の対応を担う人が要るため、その担当を決められない段階では急がなくて構いません。まずアカウント運用で好評の動画をためてから検討するのが現実的です。
- スーパーなどの取扱店で売れた分は、TikTokの成果として数えられますか?
- 棚で買われた分は、TikTokからの購入として直接は数えられません。代わりに、自社ECの販売件数、商品名・社名で検索された数、取扱店やバイヤーからの問い合わせの3つを分けて記録します。検索数は開始前の値を残しておくと、変化を説明できます。
- 工場の撮影で、配合や取引先の情報が映らないか心配です。
- 撮影の前に「撮ってよい場所・物・人」の一覧を社内で決め、代行会社にはその範囲だけを撮ってもらいます。配合表、原料の銘柄、設備の型番、取引先名、伝票は映さない物として一覧に入れ、投稿前の確認もその一覧と照らし合わせると判断がぶれません。
- 代行会社に頼めば、食品表示の確認まで任せられますか?
- 表示の最終判断は、責任を負う発注側が投稿前に行うほうが安全です。健康への効果に触れる表現については、消費者庁が留意事項(令和4年12月5日一部改定)を公表しています。社内の品質保証・表示の担当部署や専門家に確認する流れを、契約前に決めておいてください。
まとめ|代行会社を比べる前に「売り場・範囲・数字」を決める
食品メーカーのTikTok運用代行は、代行会社を比べる前に3点を決めます。売り場を1つに決めること、アカウント運用とShop・広告・タイアップを分けること、販売件数で測ることです。棚で買われる分は数えられないので、自社ECの販売件数を主にし、検索数と取扱店の問い合わせは別に記録します。
次の一歩は、売り場と社内で出せる時間を決め、「1本あたりの単価×本数×6ヶ月」で総額を出すことです。そのうえで「目的・予算の幅・社内で出せる時間」の3行を用意し、無料相談で自社の条件に合う任せ方を確かめてください。比較材料が先に要る場合は資料請求から始められます。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



- 消費者庁「ステルスマーケティングに関する景品表示法の規制」
- 消費者庁「健康増進法(誇大表示の禁止)」
- 総務省「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表
- TikTok for Business「食品・日用品の広告ガイド」
- TikTok for Business「スモールビジネスオーナー向けTikTok食品広告ガイド」
- TikTok for Business 事例「昭和産業株式会社」
- TikTokビジネスヘルプ「Spark Adsについて」
- TikTokビジネスヘルプ「商用音楽ライブラリについて」
- TikTokニュースルーム「TikTok Shopを日本で提供開始」
- PR TIMES:KASHIKA「ヤマニ野口水産、開設5か月で累計売上2,000万円を突破」(2026/7/8)
- 起業LOG「株式会社Leading Communicationとは?評判を解説!」
- コマースピック「KASHIKA、食品メーカー・飲食店向けSNS運用代行サービスを開始」
- アイミツ「TikTok運用代行の費用相場」
