TikTok採用の新卒向け運用代行28卒の始める時期と費用の見方【2026年】
27卒は、ナビサイトに載せても説明会の予約が数件しか入りませんでした。28卒の計画を立てていたら、社長に「今の学生はTikTokらしい。うちもやれないか」と言われました。ところが社内には動画を作れる人も時間もありません。この記事は、そうした兼務の採用担当者や社長に向けて書いています。
最初に、新卒採用でTikTokを何のために使うのかをまとめます。続いて、学生が実際に見たい動画の中身と、28卒の就活日程から逆算した始める時期を説明します。さらに、代行費を予約単価・応募単価で判断する計算式と、外に任せても社内に残る作業を、表とチェックリストで示します。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



この記事では、上位の競合記事5本と参考記事2本の構成を読み比べました。厚生労働省・消費者庁・TikTok公式などの一次資料と、民間調査5件を元のページまでさかのぼって確認しています。そのうえで、開始時期と単価の計算例、図解8枚を作りました。
目次
新卒採用のTikTok運用代行は説明会・インターン予約への入口
新卒採用のTikTokを始めても、応募がすぐに増えるわけではありません。TikTokの役割は、学生に「どんな人と、どんな仕事をするのか」を見せ、説明会やインターンシップの予約につなぐ入口です。
外部に任せるなら、費用は月額ではなく「1本あたり単価」と「応募単価」で判断します。そのうえで、社内に残る「出演・確認・応募への返信」の担当者を先に決めておきます。
結論の要約表

| 判断すること | 当メディアの結論 |
|---|---|
| TikTokの役割 | 説明会・インターン予約への入口 |
| 動画の主役 | 入社1〜3年目の社員の仕事と一日 |
| 始める時期 | 28卒向けなら2026年11月ごろまで |
| 成果の見方 | 1ヶ月目は本数→3ヶ月目は訪問→6ヶ月目は予約 |
| 費用の比べ方 | 1本あたり単価と、予約・応募・面接単価 |
| 社内に残る作業 | ネタ出し・出演・確認・返信 |
| ナビサイト | すぐにやめず、同じ期間で比べる |
「1本あたり単価」は、月の代行費をその月の投稿本数で割った金額です。「応募単価」は、かかった費用の合計を応募の件数で割った金額です。計算式はあとの見出しで示します。
向いている会社・まだ早い会社
向いているのは、次のような会社です。
- 新卒採用を来年以降も続ける予定がある
- 交代で出演できる若手社員が2人以上いる
- 説明会やインターンの予約ページがある
- 半年は続けてから判断できる
一方、次のような場合はまだ早いと考えます。
- 今年度の採用枠をあと1〜2ヶ月で埋めたい
- 投稿前に確認する人を社内で決められない
予約ページが無い会社や、応募経路を聞く仕組みが無い会社でも、始める前に用意すれば間に合います。
新卒採用でTikTokを使う理由と学生が見たい動画
学生は企業のSNSを「確かめる場所」として見ている
リソースクリエイションが2027年卒の就活生212名に行った「SNS就活についての実態調査」(2026年3月4日〜7月2日、2026年8月5日発表)を見てみます。企業のSNSアカウントを「必要」と答えた学生は84%、SNSで社名を検索したことがある学生は83.5%でした。SNSをきっかけに選考を受けた経験がある学生は59%です。なお、調査元は採用SNSの支援を行う会社です。
同じ調査で、SNSで企業を調べるときに使うのはInstagram 65.6%、TikTok 36.3%、X 19.8%でした。TikTokだけでなく、Instagramでも同じ動画が見られる状態にしておくと、調べに来た学生に届きやすくなります。
ただし、SNSだけで応募まで決める学生は多くありません。ネオキャリアの調査(2026年6月、2027年3月卒業予定の内定者109名)では、SNSで初めて知った企業に応募した学生は27.5%でした。最も信頼できる情報源は「企業の公式採用ページ」(33.9%)で、SNSの情報を信じて後悔したことがある学生も55.0%いました。
学生はSNSで会社を見つけて雰囲気を確かめ、最後は採用ページや説明会で判断しています。TikTokは「入口と確認の場所」、応募は「採用ページや説明会」と分けて設計するのが現実的です。
企業側の結果も見ておきます。東京商工リサーチの調査(2023年、有効回答4,947社)では、SNSを運用している企業のうち「従業員採用の応募者が増加した」と答えたのは7.9%でした。「特に効果は得られなかった」は29.3%です。投稿するだけでは応募は増えにくいので、行き先と数え方を決めてから始めます。
よく見る「80.2%・66.2%」は2022年の調査
TikTok採用の記事では「80.2%の学生がTikTokで企業に興味を持ち、66.2%がエントリーした」という数字がよく出てきます。元は株式会社Suneightの調査(2022年2月7日発表)です。対象は、TikTokを使って就活をしている23卒の学生100名で、調査期間は2022年1月20日〜22日でした。
つまり、TikTokをもともと使っている学生だけに聞いた、4年前の数字です。28卒の学生全体の傾向として社長に説明すると、期待が大きくなりすぎます。社内で数字を使うときは、調査年・対象・人数を添えて伝えると誤解を防げます。
マイナビの「2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)」(2024年11月14日発表、26卒の大学3年生・大学院1年生1,908名)では、就活準備の情報収集に使うSNSはLINE公式アカウントが45.6%、TikTokは12.9%でした。TikTokは24卒5.1%、25卒7.7%から2年続けて増えています。TikTokは「全員が見ている場所」ではなく「使う学生が増えている場所」と捉えるのが正確です。
なお、Suneightの調査で企業に興味を持った理由の1位は「企業イメージが掴めた」(58.5%)でした。何を撮るかを考えるときの手がかりになります。
主役は入社1〜3年目の社員の仕事と一日

リソースクリエイションの調査で、選考のきっかけになったコンテンツは「動画」が76.9%でした。内訳は「仕事風景の動画」27.8%、「1日の仕事の流れの動画」25.5%、「社員紹介・インタビュー動画」23.6%です。フォロワー数は「重要ではない」が64.2%でした。
当メディアは、新卒向けの動画の主役を会社紹介ではなく「入社1〜3年目の社員の仕事と一日」にすべきだと考えます。学生が知りたいのは知名度より、数年後の自分に近い人が何をしているかです。フォロワーの少ない地方の会社でも作れるのは、このためです。
同じ構成でくり返し作れる動画の決まった形を「シリーズの型」と呼びます。型を決めておけば、社内は素材を渡すだけで次の動画が作れます。新卒向けでは、たとえば次のような型があります。
- 若手社員の出社から退社までの1日
- 先輩に聞く「入社前と後で違ったこと」
- 現場の仕事を工程ごとに見せる
- 研修や資格取得の様子
- 上司から見た若手の仕事
踊らない・顔を出さない形でも作れる
流行の音源やダンスは、見てもらうきっかけとして使うのはかまいません。ただし、当メディアは動画の主役にはしないほうがよいと考えます。主役が仕事の中身なら、会社が軽く見られにくいからです。
顔を出せない社員がいる場合は、手元・後ろ姿・声で「一緒に働く人の気配」を残す方法があります。進め方は顔出しなしで運用代行を頼む方法で詳しく説明しています。
外部の出演者を手配できる会社もあり、別料金で示されていることが多いです。2026年10月時点で確認できた例では、株式会社kanaLが出演者1名40,000円/回〜(税別、2026年8月12日のプレスリリース)、RecBuzzが役者の手配を1名あたり5万円〜と公式ページに載せています。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



28卒に間に合わせる進め方開始時期と時期ごとに見る数字
28卒の就活日程から逆算する
厚生労働省の「就職・採用活動日程について」(2027年度卒業・修了予定者の分。要請日は令和8年3月24日)によると、28卒の日程は次のとおりです。
- 広報活動の開始:2027年3月1日以降
- 採用選考活動の開始:2027年6月1日以降
- 正式な内定日:2027年10月1日以降
同じページには、専門活用型インターンシップを経て採用選考を行う場合は、6月の開始時期にとらわれないという記載もあります。
| 開始月 | 広報開始(2027年3月1日)まで | 6ヶ月目の判断時期 |
|---|---|---|
| 2026年11月 | 約4ヶ月 | 2027年4月ごろ |
| 2026年12月 | 約3ヶ月 | 2027年5月ごろ |
| 2027年1月 | 約2ヶ月 | 2027年6月(選考開始と重なる) |
当メディアは本来、広報が本格化する時期の半年ほど前から投稿をためておくのが望ましいと考えます。学生が社名を調べたときに、見られる動画がすでにそろっている必要があるからです。28卒の場合、半年前にあたる2026年9月1日はすでに過ぎています。
そこで、今から始める場合は「広報開始までに何本たまるか」で考えます。次は仮の本数での計算です。
月8本で始めた場合(仮の本数)
2026年11月開始:8本 × 約4ヶ月 = 約32本
2027年1月開始 :8本 × 約2ヶ月 = 約16本
28卒の広報開始(2027年3月1日)までに少しでも動画をためるなら、11月ごろまでに始めるのが目安です。間に合わない分は、29卒に向けた蓄積になります。動画は消えずに残るので、遅れて始めても無駄にはなりません。
最初の行き先は説明会・インターンの予約1つにする
「導線」とは、動画を見た人が予約や応募までたどる流れのことです。当メディアは、新卒向けのTikTokでは最初の行き先をエントリーではなく、説明会かインターンの予約1つに絞るべきだと考えます。学生は複数の会社を比べてから応募を決めるので、1本の動画からエントリーまで一気に進むことは少ないからです。
行き先が1つなら、どこで効いたかも数えやすくなります。流れは次のように組みます。
- 動画で仕事と若手社員を見せる
- プロフィールのリンクは予約ページ1つにする
- 説明会・インターンで会社を知ってもらう
- エントリー、面接へ進む
あわせて、予約フォームとエントリーシートに「何を見て知ったか」を選ぶ欄を入れます。当メディアの立場では、経路を聞かないとTikTokの効果がナビサイト経由の応募に紛れてしまうため、効果を比べる前に経路を数えられる状態を作るべきです。
1ヶ月目・3ヶ月目・6ヶ月目で見る数字を変える

成果の判断を半年後の1回にすると、途中で止めるか続けるかを決められません。当メディアは、時期ごとに見る数字を変えるべきだと考えます。
| 時期 | 見る数字 | 確かめること |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 投稿本数 | 確認待ちで止まっていないか |
| 3ヶ月目 | プロフィールへのアクセス | 動画から会社に興味が向いているか |
| 6ヶ月目 | 予約・エントリー・面接 | 採用につながっているか |
「プロフィールへのアクセス」は、動画を見た人がアカウントのページを開いた数です。再生数より、学生が会社に興味を持ったかどうかに近い数字です。期間の目安は効果が出るまでの期間の判断表も参考にしてください。
再生数ではなく、時期ごとの数字で「続けるか・直すか」を決めます。ただ、開始月を決めても、企画から撮影・編集までを兼務で毎月続けるのは簡単ではありません。始める時期と任せる範囲を早めに決めたいときは、運用代行の会社に条件を伝えて相談するのが近道です。
依頼費用の見方1本あたり単価と予約・応募単価の計算式
依頼先の種類ごとの違い
新卒向けのTikTokを頼める先は、大きく3種類に分かれます。会社ごとの比較はSNS採用の運用代行の比較にまとめています。
| 依頼先 | 予約までの 導線設計 |
撮影・出演 の手配 |
担当が 抜けたとき |
社内の 指示の手間 |
|---|---|---|---|---|
| 採用特化の 代行会社 |
◎採用前提 | ○会社による | ○複数人 | ○少なめ |
| 総合の 代行会社 |
○要確認 | ○会社による | ○複数人 | ○少なめ |
| 個人 | △要確認 | △1人で対応 | ×止まりやすい | △多め |
※ 当メディアの考え方による目安です(◎良い ○ふつう △注意 ×負担が大きい)
採用に特化したサービスの例として、2026年10月時点で公式ページやプレスリリースを確認できたものを挙げます。
- RecBuzz(株式会社Delight):新卒・中途の両方に対応
- 採用ブランディング/SNS運用代行(株式会社青春貢献):採用LPやLINEの構築も扱う
- ワカッテ採用(株式会社kanaL):応募導線の設計と面接前後のフォローまで含む
総合の代行会社でも、採用目的の運用を受けているところはあります。見るべきなのは「採用特化」かどうかより、予約までの導線と返信のルールを作業範囲に含められるかです。
公開されている料金の例
公式ページで料金を出している会社は多くありません。2026年10月時点の例では、株式会社TaTapが制作・運用を月15〜50万円と公式ページに載せています。採用特化のサービスでは、株式会社kanaLのプレスリリース(2026年6月8日)に「ワカッテ採用」の料金が載っています。
| プラン | 月額(税別) |
|---|---|
| 投稿作成のみ | 25万円 |
| 広告運用込み(広告費込み) | 32万円 |
| 広告+LINE運用(広告費込み) | 35万円 |
| 初期費用 | 15万円 |
全プランとも月10投稿です。投稿作成のみのプランを1本あたりに直すと、25万円÷10本=2.5万円(税別)になります。最低契約期間は確認できませんでした。
料金を比べるときは、同じ本数・同じ作業範囲で見積もりを取ります。そのうえで、月額の総額ではなく1本あたり単価と含まれる作業をそろえて比べます。本数や作業範囲が会社ごとに違うからです。1本の採用動画を作り切る場合とは費用の決まり方が違うので、採用動画の制作費用の目安と混同しないよう注意してください。
予約単価・応募単価・面接単価の計算式

社長に説明するときは、代行費だけでなく社内の作業時間も金額に直して足します。社内の作業にも人件費がかかっているからです。
費用の合計 = 代行費 + 社内の作業時間 × 時給
予約単価 = 費用の合計 ÷ 説明会・インターンの予約数
応募単価 = 費用の合計 ÷ エントリー数
面接単価 = 費用の合計 ÷ 面接数
以下は仮の数字を使った計算例です(実在の会社の数字ではありません)。
- 代行費:月20万円×6ヶ月=120万円
- 社内の作業:月10時間×時給2,500円×6ヶ月=15万円
- 費用の合計:135万円
- 予約30件なら予約単価4.5万円
- エントリー15件なら応募単価9万円
- 面接6件なら面接単価22.5万円
ナビサイトの年間費用も6ヶ月分に割り、同じ6ヶ月のナビ経由のエントリー数・面接数で割って並べます。当メディアは、応募単価だけでなく面接単価も並べるべきだと考えます。経路ごとに面接まで進む率が違うからです。
ナビサイトはすぐにやめず、同じ期間で両方の単価を並べてから予算の配分を見直します。この計算には、経路を数える仕組みと担当を契約前に決めておくことが欠かせません。自社の採用費で試算したいときは、運用代行の会社に条件を伝えて一緒に組み立てると進めやすくなります。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



依頼前に確かめる項目と社内に残る作業
依頼先に確かめる項目
採用目的で頼むなら、次の項目を見積もりの段階で確かめ、書面で答えてもらいます。
- プロフィール文・予約ページへのリンク作成
- 問い合わせへの対応ルールづくり
- 月の投稿本数と撮影の回数
- 撮影の出張費・出演者の手配費
- 報告で見る数字(訪問・予約まで)
- 最低契約期間と解約の予告期限
- アカウントの持ち主と解約後の素材
- 採用目的の事例を導入前後の数字で示せるか
「作業内容・測る数字・解約後に残る物」の3点を書面にすれば、相手を疑わなくても比べられます。アカウントの登録メールアドレスと電話番号は自社で持ち、代行会社には作業に必要な範囲だけを渡します。
社内に残る作業の分担表
当メディアは、外に任せる範囲を工程の名前ではなく「判断」と「作業」で切り分けるべきだと考えます。作業はほぼ外に出せますが、何を出すか・出してよいかの判断は社内に残るからです。
| 作業 | 担当 | 社内でやること |
|---|---|---|
| 企画・台本 | 外部 | 素材とネタを渡す |
| 撮影・編集 | 外部 | 撮影日の段取りと立ち会い |
| 出演 | 社内 | 若手社員を2人以上決める |
| 投稿前の確認 | 社内 | 確認する人を1人決める |
| 投稿・分析 | 外部 | 月1回の報告を受ける |
| 予約・応募への返信 | 社内 | 返す人と期限を決める |
投稿前の確認は、言い回しまで直さないようにします。見るのは、事実の誤り・社外に出せない情報・予約への導線の3点に絞ります。言い回しまで直すと確認待ちが長くなり、投稿が止まるからです。
よくある失敗と対策出演者の退職・経路の紛れ・表示と音源
出演を1人に頼り、退職で投稿が止まる

若手社員1人だけに出演を頼ると、その社員が退職したときに投稿が止まります。映っている動画をどう扱うかで揉めることもあります。当メディアは、出演を複数の社員で分け、出演の同意と退職時の扱いを撮影前に決めて記録しておくべきだと考えます。記録しておくのは次の内容です。
- 掲載する場所(TikTokのほかに使うか)
- 掲載する期間
- 退職時に動画を残すか下げるか
- 同意を取った日と確認した人
出演者が替わっても続けられるように、人ではなくシリーズの型で企画しておきます。
TikTok経由の応募がナビサイトに紛れる
学生がTikTokで会社を知り、ナビサイトから予約することがあります。経路を聞いていなければ、その予約はナビサイトの成果として数えられてしまいます。予約フォーム・エントリーシート・面接の3か所で「何を見て知ったか」を聞き、毎月数えます。
再生数が伸びたのに予約がゼロ、という失敗もあります。プロフィールのリンク先が採用ページのトップや複数のSNSに分かれていると、学生は迷ってしまいます。リンク先は予約ページ1つにします。
求人の表示と音源の確認が抜ける
厚生労働省の「令和4年職業安定法改正」の案内によると、令和4年10月1日の施行で、求人情報の的確な表示が義務になりました。虚偽の表示や、誤解を生じさせる表示は禁止されています。求人情報は正確で最新の状態に保つ必要があります。
動画の中で給与や休日に触れるときは、リンク先の採用ページにある最新の募集条件と食い違っていないかを確かめます。具体的にどの項目を表示すべきかは、管轄の労働局など公的機関の案内で確認してください。
音源にも決まりがあります。TikTok for Businessのヘルプ「商用音楽ライブラリーについて」によると、企業は商用利用が許可された楽曲を集めた「商用音楽ライブラリー」を無料で使えます。一方で「一般的な音楽ライブラリを商用利用することはできません」とされています。広告ではない通常の投稿でも、企業の投稿は商用音楽ライブラリーを使う必要があります。
社員の個人アカウントでの投稿にも注意が要ります。消費者庁の「ステルスマーケティングに関する景品表示法の規制」(令和5年10月1日施行)は、広告なのに広告であることを隠す表示を規制しており、SNSの投稿も対象です。採用アカウントは会社名を出して運用し、会社が社員に個人アカウントでの投稿を頼む場合は慎重に扱います。
表示の責任は募集する自社に残ります。求人の表示と音源を投稿前に誰が確認するかは、契約前に決めておきます。こうした確認に加えて撮影の段取りまで兼務で回すのが難しいなら、外に任せる作業の範囲を広げることを考えます。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



自社だけで続けるのが難しいときは

当メディアの運営者は、ショート動画の黎明期だった2022年から運用事業を始め、ベンチャー・中小企業のショート動画活用を支援してきました。その立場から、社内に残すのは「ネタ出し・出演・判断・返信」にとどめ、企画から分析までの作業は外に出す形をおすすめしています。兼務でも投稿を止めずに続けやすいからです。
選択肢の一つが、当メディア運営会社の株式会社Zero-Oneの「TikTok運用代行」です。企画・台本・撮影・投稿・分析を一貫して担当し、料金は1本3万円〜です(2026年10月時点、公式サイト掲載)。契約は「月の本数×6ヶ月」の月額制が基本で、最低契約期間も基本6ヶ月です。関西圏内の撮影では撮影費・出張費をいただいておらず、データ分析の共有と企画の打ち合わせは月1回の定例で行います。制作したショート動画は、TikTokに加えてInstagramリール・YouTubeショートにも投稿できます。公式サイトに掲載している採用の実績には、WBPグループ株式会社(人材派遣)の「TikTok経由での採用応募DM件数 0件/月 → 40件/月」があります。
先にお伝えしておくことが2つあります。株式会社Zero-Oneは新卒採用だけを専門にしているわけではなく、採用目的の運用として支援しています。また、コメント・DMへの返信は代行していません。返信は会社の「声」にあたるためで、予約やエントリーへの返信は自社の担当になります。開始時期と任せる範囲を相談したい場合は無料相談をご利用ください。社内の稟議に使う材料が必要な場合は資料請求もできます。
TikTok採用 新卒代行に関するよくある質問
- 新卒と中途の採用は、同じTikTokアカウントで運用してよいですか?
- 1つのアカウントでも運用できます。その場合は、新卒向けと中途向けでシリーズとリンク先を分け、「何を見て知ったか」を別々に数えます。混ぜたままにすると、どちらに効いたのか判断できません。アカウントを2つにするなら、1つ目が止まらずに回っているのを確かめてから増やすほうが安全です。
- 月に何本くらい投稿すればよいですか?
- 相場や「多いほど伸びる」という考えでは決めません。社内で撮影の立ち会いと投稿前の確認に使える時間から逆算します。確認が止まると契約した本数を消化できず、費用だけがかかるからです。公開料金の例では月10投稿のプランがあります(株式会社kanaL「ワカッテ採用」、2026年6月時点)。
- 28卒の広報開始に間に合わなかったら、始める意味はありませんか?
- 意味はあります。動画は残るので、28卒の選考期間中に会社を調べる学生にも見てもらえます。さらに、29卒の広報開始時には投稿がそろった状態で迎えられます。ただ、開始が遅いほど6ヶ月目の判断時期が28卒の選考開始(2027年6月1日以降)と重なる点は覚えておいてください。
- TikTok広告も一緒に出したほうがよいですか?
- アカウントの運用と広告は、費用を分けて考えます。運用は社内の手間が中心で、効果が少しずつたまっていきます。広告は払った分だけ表示される仕組みです。まずは運用で予約の数を測り、足りない時期だけ広告を足すかどうかを検討します。広告費が月額に含まれるプランかどうかも確かめておきましょう。
- 若手社員が出演を嫌がったらどうすればよいですか?
- 顔を出さず、手元・後ろ姿・声だけで仕事の様子を見せる形でも作れます。外部の出演者を手配する方法もあります(例:株式会社kanaLは1名40,000円/回〜・税別、2026年8月時点)。外部の出演者は社員のように見せず、案内役など役割が分かる形で出し、主役は仕事の中身に置きます。
まとめ|新卒向けTikTokは予約への入口。11月ごろまでに始め、社内の担当を先に決める
新卒採用のTikTokは、応募をすぐに増やす手段ではありません。入社1〜3年目の社員の仕事と一日を見せて、説明会・インターンの予約につなぐ入口です。28卒の広報開始(2027年3月1日)までに少しでも動画をためるなら、11月ごろまでに始めるのが目安です。間に合わない分は、29卒に向けた蓄積になります。
まず社内で、予約フォームとエントリーシートに「何を見て知ったか」を聞く欄を入れてください。あわせて、出演する若手社員を2人以上と、投稿前に確認する人を決めます。そのうえで開始月を決め、代行会社の見積もりを1本あたり単価で比べ、予約・応募・面接の単価で判断してください。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



- 厚生労働省「就職・採用活動日程について」
- 厚生労働省「令和4年職業安定法改正」
- 消費者庁「ステルスマーケティングに関する景品表示法の規制」
- TikTok for Business ヘルプ「商用音楽ライブラリーについて」
- 東京商工リサーチ「2023年『企業のSNS運用に関するアンケート』調査」
- マイナビ「2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)」
- ネオキャリア「Z世代就活生のSNS活用と情報源信頼度に関する実態調査」
- 株式会社リソースクリエイション「SNS就活についての実態調査」(PR TIMES)
- リソースクリエイション「SNS就活についての実態調査」(PR TIMESリリース、リセマム掲載)
- 株式会社Suneight「Z世代就活生のTikTok活用実態」調査(PR TIMES)
- RecBuzz(株式会社Delight)
- 株式会社青春貢献
- 株式会社TaTap
- 株式会社kanaL「ワカッテ採用」プレスリリース(2026年6月8日)
- 株式会社kanaL「採用SNS向けキャスティング」プレスリリース(2026年8月12日)
