TikTok採用で社員が出演するとき同意の取り方と退職時の動画の扱い
社長の発案でTikTok採用を始めることになり、若手社員に出てもらう予定。そんなとき、出演を頼んだ社員から「辞めたあとも動画は残るんですか」と聞かれて、答えに詰まった担当者の方は少なくないはずです。SNSの専任がおらず、総務や人事と兼務していると、同意書に何を書けばよいかを調べる時間もなかなか取れません。
この記事では、社員の出演を「任意」にして、撮影前に決めておく4つの点を整理します。あわせて、募集から退職時までの手順と、用意する書面6つに書く項目をまとめました。そのほか、出演者が辞めても投稿が止まらない企画の作り方や、肖像権・音源・求人の表示の注意点も扱います。読み終えたら、自社の書面づくりに取りかかれます。
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この記事のために、上位の競合記事5本と、人事Q&Aなどの参考記事3本を読み比べ、同意や退職時の扱いがどこまで書かれているかを確かめました。そのうえで、個人情報保護委員会・厚生労働省・消費者庁・TikTok公式の一次資料5件を確認しています。書面6つの項目一覧と、図解7枚を用意しました。
目次
TikTok採用で社員が出演するときは「任意」と撮影前の4点の取り決めが土台

出演は任意にして、掲載先・使い道・期間・退職時の扱いの4点を撮影前に書面で決めておけば、社員が出る動画は安心して続けられます。この記事では、その手順と、出演まわりで用意する書面6つに書く項目をまとめます。
社員が会社の動画に出るときに関わるのが肖像権です。肖像権とは、勝手に撮影されたり、写った姿を無断で公表されたりしない権利のことです。法律の条文があるわけではなく、裁判の積み重ねで認められてきました。弁護士ドットコムニュース(2024年7月)で回答した弁護士は、社員でも動画に使うには本人の同意が要ること、退職した社員は肖像権を根拠に削除を求められることを解説しています。
ですから、「社員だから出てもらって当然」「一度出たらずっと使える」とは考えないほうが安全です。とはいえ、書面は社員を縛るためのものではありません。社長に説明するときは「もめたときに、会社が何を約束していたかを説明できる記録を残すため」と伝えると、話が通りやすくなります。
撮影前に決める4点は次のとおりです。
- 掲載先:TikTokだけか、他のSNSや採用サイトにも出すか
- 使い道:通常の投稿だけか、広告にも使うか
- 期間:いつまで公開するか
- 退職時の扱い:残す・非公開・削除のどれにするか
この記事で手に入るものを、困りごと別に並べました。
| 困っていること | この記事で手に入るもの |
|---|---|
| どう頼めばよいか | 出演募集の案内に書く項目 |
| 同意書に何を書くか | 同意書の項目一覧 |
| 辞めたら消すのか | 動画ごとの三択の区分 |
| 削除を頼まれた | 返事で伝える項目と順番 |
| 投稿が止まりそう | 1人に頼らない企画の型 |
| 法律が不安 | 肖像権・音源・求人表示の要点 |
同意書が法的にどこまで有効かは、内容や状況で変わります。この記事で示すのは「何を決めて記録するか」の整理です。最終的な文面は、社労士か弁護士に確認してから使ってください。
社員に出演を頼むときの基本の手順募集から退職時までの7段階

手順で大事なのは、退職時の扱いを「辞めると決まってから」ではなく「撮影する前」に決めておくことです。辞めることが決まってから話し合うと、会社と本人の希望がぶつかりやすくなります。
- 社長と方針を決める(任意にする・顔出しなしも可)
- 社内に出演募集の案内を出す
- 出演の形を本人に選んでもらう
- 撮影前に同意書を交わす
- 撮影前の確認シートで映す範囲を決める
- 投稿前に2名で確認し、承認を記録する
- 退職が決まったら、決めた区分どおりに対応する
当メディアは、採用動画は1人の出演に頼らず、複数の社員で出演を分けるべきだと考えています。あわせて、出演の同意と「退職時に動画を残すか下げるか」を撮影前に決め、記録しておくことを勧めます。1人に頼ると、その人が辞めたときに投稿が止まり、過去の動画もまとめて見直すことになるからです。
撮影前に決めておく理由は、もう1つあります。日本の人事部の人事Q&A(2026年1月)で専門家は、退職した社員の写真を使い続けるには原則として本人の同意が要り、退職前の同意が退職後の利用まで当然には及ばないと答えています。前もって決めておいても、退職時にもう一度本人と確かめる手順は要ります。それでも、最初に決めた区分があれば話し合いの出発点になります。
手順6の「承認の記録」も省かないでください。トラブルを防ぐ書面は、契約書や同意書だけではありません。定例の議事録や、誰がいつ投稿を承認したかの記録も含めて考えるのが当メディアの立場です。もめるのは、言った・言わないになったときだからです。
書面の保管は、兼務でも総務が持つのが現実的です。出演者ごとに同意書・確認書を1つのフォルダにまとめ、動画の一覧とひもづけておくと、退職時に探さずに済みます。
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出演まわりで用意する書面6つ書く項目と確かめる点
ここでは、書面ごとに「何を書くか」を項目の一覧で示します。一覧はそのままコピーして、社内の書面づくりのチェックに使えます。文面そのものは、自社の就業規則や社風に合わせて言葉を選ぶほうが、社員にも伝わります。どの書面も、任意であることと、あとから変更・取り下げができる窓口を入れるのが共通の芯です。
社内への出演募集の案内
上司から一人ずつ声をかけると、社員は断りにくくなります。現代ビジネス(2026年1月)は、あがり症の営業職の社員が業務命令で求人動画に出演させられ、出演部分のカットを頼んでも断られて退職届を出した事例を報じています。弁護士ドットコムニュースでも、上下関係を利用して取った無理な同意は無効になる可能性がある、と弁護士が解説しています。
そこで当メディアは、「断っても評価や配置に影響しない」ことと、同意を取り下げるときの連絡先を書面に書くべきだと考えます。任意だと書面で示しておくほうが、あとで取り下げや削除を求められたときにもめにくいからです。募集の案内には次を入れます。
■ 出演募集の案内に入れる項目
□ 目的:採用のためのTikTokであること
□ 出演は任意であること
□ 断っても評価・配置に影響しないこと
□ 出演の形を選べること(顔/声/手元/後ろ姿)
□ 撮影は業務時間内に行うこと
□ 掲載先と退職時の扱いを撮影前に決めること
□ 相談・取り下げの窓口(直属の上司以外)
「断ってもよい」と書くと、出演者が減るのではと心配になるかもしれません。ですが、顔を出さない参加の形も選べるようにしておけば、「顔は嫌だけど手元ならいい」という社員が手を挙げやすくなります。
出演同意書

当メディアは、映る人の同意は口頭で済ませず、掲載先と期間を伝えたうえで記録に残してから撮るべきだと考えています。あとで行き違ったとき、会社が説明する材料が無くなるからです。もう1つの理由は、許諾は決めた範囲でしか効かないことです。媒体と使い道はチェック欄で分けて聞きます。日本の人事部の人事Q&A(2024年8月)でも、別の目的で撮った社員動画を求人に使うなら同意を取るべき、と専門家が答えています。
■ 出演同意書に書く項目
□ 出演者の氏名・同意した日付
□ 出演の形:顔/声のみ/手元/後ろ姿
□ 表示する情報:氏名・部署・役職を出すか
□ 掲載先:TikTok/Instagram/YouTube/採用サイト
□ 使い道:通常の投稿/広告
□ 公開の期間
□ 編集・切り抜きをしてよいか
□ 退職時の扱い(動画ごとの区分は別紙)
□ 報酬・手当の有無
□ 取り下げの連絡先と手続き
□ 任意で同意したことの確認欄
撮影前の確認シート
出演者本人の同意があっても、背景に映るものに問題があれば投稿できません。当メディアは、撮る前に「撮ってよい場所・物・人」を一覧にし、投稿前の確認もその一覧と照らし合わせる形を勧めています。確認の基準が人によってぶれなくなるからです。
■ 撮影前の確認シートに書く項目
□ 撮影日・撮影場所・撮影する人
□ 撮ってよい場所/撮らない場所
□ 映さない物(社外秘の資料・画面・個人情報)
□ 映らないようにする人(同意のない社員)
□ お客さま・利用者・社外の人がいるか
□ 危険な作業・誤解を招く作業がないか
□ 制服・名札・社名の出し方
退職時の動画の扱いを決める確認書

当メディアは、退職時の扱いを「全部残す」か「全部消す」かの二択にしないほうがよいと考えます。二択にすると、アカウントの動画が一度に大量に消えるか、本人の希望に反する動画が残るかのどちらかになるからです。撮影時に、動画ごとに次の三択で区分しておきます。
| 動画の種類 | 撮影時に決める扱い |
|---|---|
| 顔・名前が主役 | 退職時に非公開か削除 |
| 声だけ・手元・後ろ姿 | 残す(本人の希望で見直す) |
| 集合や背景に映り込み | 出演部分を差し替えかカット |
差し替えという選択肢は、日本の人事部の人事Q&Aで専門家が挙げている「顔が分からない写真への差し替え」と同じ考え方です。確認書には次を書きます。
■ 退職時の確認書に書く項目
□ 出演者名と退職予定日
□ 対象の動画の一覧(投稿日・内容)
□ 動画ごとの扱い:残す/非公開/削除
□ TikTok以外の掲載先と、広告での利用分
□ 対応する期限と担当者
□ 本人の確認欄
退職が決まったら、この確認書を本人と見直します。撮影時の区分を出発点にしつつ、退職時の本人の希望を聞いて最終的な扱いを決め、その結果を記録します。
退職者から削除を頼まれたときの返事
区分で「残す」にしていた動画でも、退職後に削除を頼まれることはあります。先に紹介したとおり、退職前の同意が退職後の利用に当然には及ばないという専門家の見解があります。当メディアは、同意書を削除を断る盾にせず、対象の動画と対応の期限を本人と確かめる場として扱うほうがよいと考えます。こじれると、採用のアカウントそのものの印象に響くからです。返事では次の順で伝えます。
■ 削除の依頼に返事で伝えること(この順番で)
1. 依頼を受け取ったこと(できるだけ早く)
2. 同意書と区分を確認すること
3. 対象の動画を本人と特定すること
4. 対応の内容:非公開/削除/差し替え
5. 対応の期限
6. TikTok以外の掲載先の扱い
7. 対応が済んだことの連絡
法的に判断が分かれそうなときは、返事を出す前に弁護士へ相談してください。
代行会社に渡す出演ルールの共有メモ
撮影や編集を外部に頼むなら、出演のルールを1枚にして先に渡します。当メディアは、二次利用(TikTok以外のSNSや広告に転用すること)は「使ってよいか」と聞くのではなく、媒体・期間・通常の投稿か広告かを分けた使い道の一覧を自社で作り、見積もりの時点で渡すべきだと考えます。依頼前に社内でそろえておくものはTikTok運用代行に依頼する前のチェックリストにもまとめています。
■ 代行会社に渡す共有メモの項目
□ 出演者ごとの出演の形と、名前を出すか
□ 掲載先と使い道(広告に使ってよいか)
□ 撮ってよい範囲と、映さないもの
□ 言わない話題・使わない表現
□ 動画ごとの退職時の区分
□ 投稿前に確認する社内の担当者2名
□ 音源の条件(商用で使える音源のみ)
社員が辞めても止まらない企画の作り方1人に頼らず、顔を出さない出演も混ぜる

出演を任意にしても動画が作れなくならないよう、出演者を分け、顔を出さない形も最初から企画に組み込みます。「人気の社員1人が辞めたら止まる」アカウントにしないための工夫です。
当メディアは、採用目的の動画は人がまったく映らない形より、声・手元・後ろ姿など、一緒に働く人の気配を残すほうがよいと考えています。求職者が知りたいのは、仕事の中身と、そこで働く人だからです。出演の形ごとの違いを、当メディアの考えで3つの観点に分けると次のようになります。
| 出演の形 | 人柄の 伝わり方 |
頼み やすさ |
退職時の 扱いやすさ |
|---|---|---|---|
| 顔・名前あり | ◎よく伝わる | △断られやすい | △見直し必要 |
| 顔あり・名前なし | ◎伝わる | ○ふつう | △見直し必要 |
| 声だけ | ○声で伝わる | ○ふつう | ○残しやすい |
| 手元・作業 | ○仕事が伝わる | ◎頼みやすい | ◎残しやすい |
| 後ろ姿・遠景 | △雰囲気のみ | ◎頼みやすい | ◎残しやすい |
※ 当メディアの考えによる目安です(◎良い ○ふつう △注意 ×負担が大きい)
各評価は、この記事の次の説明に対応しています。
- 人柄の伝わり方:求職者は働く人を知りたいので、顔が見えるほど高くしました
- 頼みやすさ:顔を出すほど断りにくさの問題が出やすく、手元や後ろ姿は「顔は嫌でも手元なら」と応じやすい形です(出演募集の案内の節)
- 退職時の扱いやすさ:顔・名前が主役の動画は、三択の区分で「非公開か削除」にあたり見直しが要ります。手元・後ろ姿は「残す」の区分です(退職時の確認書の節)
企画は1本ずつ考えるより、役と構成が決まった「シリーズの型」で作ります。たとえば次のような型です。
- 手元シリーズ:作業の手元と、声での説明
- 先輩Q&A:求職者の質問に、交代で答える
- 1日の流れ:時間ごとの場面を後ろ姿でつなぐ
- 現場の道具紹介:道具が主役で、人は声だけ
型が決まっていれば、出演者が替わっても同じ構成で次の動画が作れます。顔出しが主役の動画は全体の一部にとどめ、手元や声の動画を土台にしておくと、退職時に非公開にする本数も抑えられます。顔を出さない運用の進め方は顔出しなしの運用の進め方と分担表で詳しく扱っています。
社内で出演者がどうしても足りないときは、外部の演者を案内役として立てる方法もあります。その場合も、主役は現場と社員の声に置きます。費用の決まり方は演者手配の費用と確認点をご覧ください。
もう1つ大切なのは、発信の受け皿を会社のアカウントにすることです。社員の個人アカウントに頼ると、その人が退職したときに、応募までの経路ごと失ってしまいます。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



投稿前に確かめる注意点肖像権・個人情報・音源・求人の表示
投稿前の確認は、出演者の同意・映り込み・音源・求人の表示の4つを、最低2名で見る形にします。1人で確認すると、見落としに気づく人がいなくなるからです。
映像は個人情報にもあたり得る
個人情報保護委員会の「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」(最終改正:令和8年6月)では、個人に関する情報に「映像、音声による情報も含まれ」るとされています。本人が判別できる映像情報も、個人情報の例として挙げられています。顔が分かる社員の動画は、個人情報として扱われ得ると考えて、同意書や動画の一覧を管理してください。
音源はビジネス向けのものを使う
TikTok For Businessのヘルプ(2026年10月時点)では、ビジネスは一般の音楽ライブラリを商用利用できないとされています。通常の投稿・動画広告・ブランデッドコンテンツのいずれでも、商用利用のために権利処理された商用音楽ライブラリを使うよう案内されています。TikTok公式ブログでは、ビジネスアカウントで「Add sound」を選ぶと商用で使える曲だけが表示されることも説明されています。
二次利用するときは、肖像の同意だけでなく音源も確かめます。商用音楽ライブラリの曲を他のSNSに持ち出してよいかは、このヘルプには書かれていません。Instagramや採用サイトにも使う動画は、その媒体での利用条件を確かめるか、音源なしで作るよう企画の段階で伝えておくと手戻りを防げます。
動画で募集するなら求人の表示を確認する
厚生労働省の案内(2026年10月時点)によると、SNSなどで労働者を募集するときは、次の6項目の表示が必要です。
- 募集主の氏名(または名称)
- 住所
- 連絡先(電話番号など)
- 業務内容
- 就業場所
- 賃金
厚生労働省の案内では、虚偽の表示や誤解を生じさせる表示もしてはならないとされています。動画の中で「残業なし」「誰でも稼げる」のように言い切ると、実際の条件とずれるおそれがあります。条件は採用ページで正確に示し、動画からはそこへ案内する形が安全です。
会社の発信であることを明らかにする
消費者庁によると、2023年10月1日から、広告であることを隠す表示(ステルスマーケティング)は景品表示法違反になりました。会社のアカウントで出す採用動画なら、会社の発信であることははっきりしています。社員の個人アカウントで会社の採用を呼びかけてもらう場合は、広告であることを隠さないようにし、詳しくは消費者庁の案内で確かめてください。
投稿前の確認チェック

- 出演者全員の同意書がそろっている
- 掲載先・使い道が同意の範囲内
- 同意のない人が映り込んでいない
- 社外秘・個人情報が映っていない
- 音源が商用で使えるもの
- 求人の条件が採用ページと合っている
- 確認者2名の承認を記録した
社内だけで続けるのが難しいときは任せられる作業と社内に残る判断

書面と区分がそろったあとに重くなるのが、日々の制作です。出演者を分け、顔を出さない型も混ぜたシリーズを毎月考え、撮影・編集・投稿まで回す。兼務の担当者が通常の業務と並行してこれを続けるのは、楽ではありません。採用動画を作品として外注するときの費用感は採用動画の制作費用の目安にまとめています。
代行に任せられるのは制作の作業であり、出演と同意の管理、投稿してよいかの判断は社内に残ります。分けると次のようになります。
社内に残るもの
- 出演(社員本人)
- 同意書・確認書の取り付けと保管
- 投稿してよいかの最終判断
- コメント・DM・応募への返信
外部に任せられるもの
- シリーズの型づくりと企画
- 台本・撮影・編集
- 投稿と、数字の分析
この記事の著者は、ショート動画の黎明期だった2022年からショート動画の運用の仕事を始め、ベンチャー・中小企業のショート動画活用を支援してきました(経歴は著者欄をご覧ください)。当メディアを運営する株式会社Zero-OneのTikTok運用代行では、企画・台本・撮影・投稿・分析を一貫して担当し、月1回の定例でデータ分析の共有と企画の打ち合わせを行います。関西圏内の撮影は撮影費・出張費をいただいておらず、料金は1本3万円〜です(2026年10月時点、公式サイトのサービスページの表記)。公式サイト掲載の実績には、WBPグループ株式会社(人材派遣)のTikTok経由での採用応募DM件数が0件/月 → 40件/月になった事例があります。
TikTok用に作ったショート動画は、Instagramリール・YouTubeショートにも投稿できます。使う場合は、同意書の掲載先にもその媒体を入れておいてください。なお、Zero-Oneはコメント・DMの返信を代行していません。返信は会社の「声」なので、外部が代わりに書くとブランドイメージを損なうおそれがあるからです。出演者が辞めても止まらない企画の型を自社でどう組むか相談したい方は無料相談を、社内で検討する材料が欲しい方は資料請求をご利用ください。
TikTok採用の社員出演に関するよくある質問
- 社員に業務命令でTikTokに出演してもらうことはできますか?
- おすすめしません。弁護士ドットコムニュース(2024年7月)で弁護士は、上下関係を利用した無理な同意は無効になる可能性があると解説しています。また現代ビジネス(2026年1月)は、業務命令で出演した社員が退職に至った事例を報じています。出演は任意にし、顔を出さない形も選べるようにするほうが、結果として出演者を集めやすくなります。
- 同意書があれば、退職後に削除を頼まれても断れますか?
- 断れるとは言い切れません。日本の人事部の人事Q&Aで専門家は、退職前の同意が退職後の利用まで当然には及ばないと答えています。同意書は断る盾ではなく、対象の動画や対応を話し合う出発点として使い、判断が分かれそうなときは弁護士に相談してください。
- 出演した社員に手当は払うべきですか?
- 一律の決まりや相場はこの記事では示せません。同意書に「報酬・手当の有無」の欄を入れ、業務時間内の撮影とするか、手当を出すかを社内で決めて書面に残してください。就業規則や賃金規程との関係があるため、決め方は社労士に確認すると安心です。
- お客さまや取引先が動画に映り込んだときはどうすればいいですか?
- 同意のない人は映さないのが基本です。撮影前の確認シートで、映さない人・場所・物を決めておきます。どうしても映る場合は、掲載先と期間を伝えたうえで同意を記録に残してから撮り、投稿前に2名で映り込みを確認してください。
- 社員の個人アカウントで会社の採用動画を投稿してもらってもいいですか?
- 消費者庁によると、2023年10月1日から、広告であることを隠す表示は景品表示法違反になりました。個人アカウントで会社の採用を呼びかけるなら、広告であることを隠さないことが前提です。退職時に応募の経路ごと失うことも考えると、受け皿は会社のアカウントにするほうが安全です。
まとめ|出演は任意にし、退職時の扱いは撮影前に決めて記録する
社員が出るTikTok採用動画を安心して続ける土台は、出演を任意にすることと、掲載先・使い道・期間・退職時の扱いの4点を撮影前に書面で決めることです。退職時の扱いは二択にせず、動画ごとに「残す・非公開・削除」で区分します。あわせて、出演者を分け、顔を出さない形も混ぜたシリーズにすれば、誰かが辞めても投稿は止まりません。
次の一歩は、出演募集の案内と同意書の項目一覧をコピーして自社向けに書き出し、社長の確認を取ってから撮影前にサインをもらうことです。最終的な文面は社労士・弁護士に確認してください。企画から投稿まで社内で回すのが難しいと感じたら、外部に任せる作業と社内に残す判断を分けて相談するのも一つの方法です。
- 集客型運用で1,000件販売達成
- 採用型運用で40名の応募獲得
- 中小企業の支援実績 累計100社以上



- 弁護士ドットコムニュース「業務で『会社のSNS動画』に出演、退職後に削除してもらえる?」
- 現代ビジネス「『業務命令』で求人動画に出演した30歳営業マンの『退職』…」
- 日本の人事部 人事Q&A(163408)
- 日本の人事部 人事Q&A(142650)
- 個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」
- 厚生労働省「労働者の募集広告には…6項目の表示が必要です」
- 消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」
- TikTok For Business ヘルプ「Commercial Music Library」
- TikTok For Business ブログ「Explore royalty-free music in our Commercial Music Library」
